牛テールのスープでベトナム汁麺フォーを食べよう

NYはいろんな国や地域の食事を提供しているレストランがたくさんあってほんとに楽しいのだけれど、なかでもベトナム料理のお店が増えているらしいです。生春巻きもバイン・ミー(ベトナムサンドイッチ)もフォーもおいしいもんね。ウチで食べられたらいいなー、と思ってジャクソンハイツで材料をそろえてやってみたらわりと簡単にソレらしいものが作れました。
 大活躍!過去レシピ牛テールのスープでフォーがおいしい!

ベトナム料理はタイ料理と似てるけどそれほど辛くなく、シャンツアイなどのハーブやスパイス、ニョクマム(魚醤)を多用するのが特徴なので好みが分かれるのですがアタシはどれもバッチ来いです。


スープの材料 (二人分)
牛テールのスープ 肉も入れてカップ3
ニョクマム おおさじ2くらい
砂糖 こさじ2くらい
チリソース こさじ2くらい
しょうゆ おおさじ1

八角 1個
シナモン 一本
クローブ 2個
カルダモン 2個
塩、こしょう 少々


その他の材料
シャンツアイ 好きなだけ
ライム 1個
フォー 乾燥したものを二人分で150-200gくらいが適量かと思いますが、腹減り具合にもよるでしょう。適当でかまいません。

作り方

1)牛テールのスープを鍋にあけ、スープの材料をすべて入れて火にかけます。
スパイスの香りはベトナム汁麺のスープの特徴的なものですが、それぞれ個性的な香りが強いので味見しつつ香り充分と思ったらすくい出してください。スパイスはまるごとでなく粉状に挽いてあるものをお使いの場合は各ひと振りくらいでいいと思います。

ニョクマムとチリソースは一応参考までに使用量を載せておきましたが、好みで増減してください。私はニョクマムは控えめ、チリソースはガッツリ入れるのがスキです。日本のしょうゆを入れるのは道に外れておりますが、味がまとまるようでアタシは必ず使ってしまいます。


余談ですけど日本人がしょうゆを多用してしまうように、韓国の人が「どんな高級フレンチを食べた後でもキムチが一口食べたくなる」と言い、フランスの人が「本物のバリッとしたバゲットにおいしいバターとチーズとワインで食べるのが何よりウマイ」と言ったりするのですが、育った文化によってそれぞれコレがイイ!というものがあるもので、これが多文化異文化環境で自分を支えてくれるアイデンティティだったりします。

なので「えー、アタシこっちで暮らすようになってからしょうゆとかゴマ油とか臭くって使わないようになったよー?タクワンなんて全然!」とか言うようになるのが国際的になることだと思ってる人は、「タイとかベトナムの人ってほんと魚くさくってイヤ〜」とかって他人のそういうのもバカにすることが多くなり理解できず理解されず結局ハンパな何者かになって快適な住みどころを探すワンダラーに落ち着いてしまうのです。。。


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ニョクマムのかわりにナンプラーとか秋田のしょっつるとか使ってもいいんじゃないかと。


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2)フォーはベトナム料理の代表的な麺で、米が原料で平べったくピロピロした質感がかわいらしいわりに腹持ち充分なあなどれなさです。フォーを買うと袋に戻し方が表示してあると思いますのでその通りにするのが一番確実です。
「ナニこれ?ベトナム語表記かよ!」みたいなこともたまにあるので一応書いておきますが、お湯を沸かしたところに入れて1-3分ほどゆでて、火を止めてフタをして1分ほど分蒸らしてから冷水で洗って〆るのが一般的な方法だと思います。もともとコシの弱い麺でもあり、ゆですぎるとブツブツ切れてしまうので注意。


3)ゆでた麺をアツアツのスープの鍋に入れて、ふたたび沸騰直前まで温まったらすぐどんぶりによそいましょう。刻んだシャンツアイをドサッと入れ、ライムを絞っていただきまーす!

 

この前リトルイタリーにあるPho Grand というフォーの専門レストラン食べたポークチョップの乗ったフォーには全然かなわないけど、これはこれでオイシイ。まあポークチョップ乗ってないからな。

フォーのスープはまじめに作ると三日かかるとか、にごらせず透明にしあげるとか、多大な手間と知識と技術を要し家庭で作るのはコストと労力を考えても現実的ではないように思いますが、牛テールのスープがおいしく作ってあって手元に冷凍保存しているなら簡単にそれっぽいものが作れました。日曜のお昼ご飯にでもやってみてください。



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