クリスマス定番☆鶏モモ照り焼き

クリスマス目前の週末がやってきました!なにかとせわしない時期ですがアップしますよ!
 子供が喜ぶ日本のクリスマスの定番、皮テリテリ&肉フカフカの鶏モモ一本丸ごとの照り焼きでーす!


「ターキー、グースに続いて何の鳥攻めなのこれ・・・?」とドテラが軽く音を上げる程度に試作を繰り返し、誰がやっても失敗なくできる方法を模索しました!オーブンで焼くより失敗なく、さらに「なにこれ!肉フカフカやわらか加減がローストとかとは段違い!」と自分で言ってしまうくらいやわらかく仕上がってしまうレシピを開発しましたよ!


材料(二人分)
鶏腿肉、骨付き 二本
サラダ油 おおさじ2
しょうゆ おおさじ2
砂糖 おおさじ3
はちみつ おおさじ1
酒、もしくは白ワイン おおさじ3
塩こしょう
バター おおさじ1/2
 鶏腿肉はもちろん骨付き、だいたい1本400グラムのものを使いました。


鶏腿肉は骨が入っているので肉だけ焼くのと比較すると中まで火を通すのに時間がかかり、加減がわからないと表を焦がしてしまったり、触りすぎて皮を傷つけたり破いたりしてツヤツヤの美ビジュアルに出来上がらなかったり、最悪子供がかぶりついてから「あちょっと待って!まだ赤くない?生だよねこれ?」と台所にリターンし白けさせ、急いで焼きなおして出したために表面のタレが落ちてしまい味気もなくなってしまい子供からのガッカリ感&不信感に「アタイだって頑張ったのにさ」と報われない疲労が年末の肩に食い込んだりしちゃいますよね・・・イヤン!そんなのイヤン!!!

(完全に余談ですが「レシピ試してみました!とってもおいしそうにできたのにガーン!中が生焼けでガッカリでした〜(*´Д`) でも何とかレンジで火を通して食べました!子供も喜んだし、おいしかったです。」というコメントをいただいた夢を見ました。マジで。)

なので、1)中まで間違いなく火を通し、かつ肉質をやわらかく保つ、2)仕上げに皮をテリテリにする・・・のふたつを確実にクリアするため、ジップロックを使って保温ゆで&最後にフライパンでタレを焼き付けて絡める方法に落ち着きました。


作り方
1)料理する30分ほど前に鶏を冷蔵庫から出し、室温にします。皮を数箇所フォークで刺して穴を開けてから塩、こしょうを両面にすり込みます。

2)鶏を一本ずつジップロックに入れ、できるだけ空気を抜いて密閉します。
 袋の空気を抜くときは袋の口から吸う派でなく、胸に抱きしめる派です。複数作るときでも一袋に一本ずつ入れたほうが火のとおりが確実だと思います。


3)できるだけ保温力のある厚手の大き目の鍋にお湯を2リットルほど沸かします。ルクルーゼやストウブなんかの大きなのが理想的ですが、なければお湯を充分な量使って、冷めるのに時間がかかるようにしたいところです。


4)お湯の温度を調節します。鍋のお湯が沸騰したところで、0.5リットルほどの水を差してください。そしてそこに2)のジップロックを入れ、鍋にふたをし、火を弱火に落とします。

 


理屈
鶏肉は低めの温度でゆっくり火を通すと肉が柔らかく仕上がるといいますが、大体65度から85度が理想的だそうです。2リットルのお湯を沸騰させたところに0.5リットルほどの水道水を加えて計ってみたらちょうど80度くらい、おれおまドンピシャでした!ほかいどーの水道水なんかは手を切るほど冷たいのでもう少し少なくてもいいかもしれませんが、厳密に考えることもないです。重複しますが厚手の鍋がない場合はできるだけ大き目の鍋に多目のお湯を沸かしてください。


5)弱火のまま20分、フタをあけずにゆでます。20分経ったら火を止めますが、そのままフタをあけずに40分間、ゆっくりと余熱で火を通します。4本くらいまでなら一度にゆでてもちゃんと火が通るはず。心配なら余熱時間をもっと長くしても大丈夫です。お湯がタップリだし、厚手の鍋ならしばらく置いておいてもけっこう保温されてると思います。


6)40分後、見てみましょうか。
 あつつつつ、火を止めてから40分経ってるのに全然現役!やけど注意!


一応、裏側からナイフを入れて骨の近くの肉に火が通っているか確認しました。
 大丈夫!そして流れ出す肉汁&注意して触らないと皮や肉が落ちてきそうなやわらか具合にほくそ笑みましょう。


7)フライパンにサラダ油を大さじ2入れ、中火で熱します。テフロンのパンでも油は入れた方がいいでしょう。


8) 6) の鶏の表面をキッチンペーパーなどで押さえ、水気を取ります。ジューシーでフカフカなのでいつまでも肉汁が出てきてしまうと思いますが、一応皮の表面だけでも水気を取っておかないとアホみたいにフライパンから油がはねまくって大変です。


9)フライパンが熱くなったら鶏を、皮のほうを下にして入れます!
 やだやだやっぱ油飛び散る!まあいいやこれから大掃除だし。


肉にはすでに火を通してあるし、温度的にもまだアツアツだと思うので、フライパンでの作業は表面にタレを絡ませるだけのつもりでやりましょう。


10)二分ほどそのまま触らず、皮目に焼き色がついたようならひっくり返します。
 皮を破かないように、箸で刺したりせずにトングやヘラでひっくり返すといいでしょう。


11)そしたらすぐに砂糖を肉にふりかけ、すぐにその上に酒をふりかけ、ざっとフライパンを揺らし、さらにしょうゆとはちみつを加えます。
 ジュワジュワーーー!もたもたやってると砂糖がカラメルになっちゃうから気をつけて!

皮を破かないように気をつけて何度かひっくり返し、煮詰めながら両面にタレを絡ませます。そして最後に肉にバターをチョッピリ乗せて溶かしながらバターをまぶしつけます。
 この最後のバターの風味がまたたまらないのよ(by肉食デブゴン)。


せっかくなのでかわいいコックさんの帽子みたいな何かも骨にかぶせてみましょうか。

できあがりー!!
 なんかちょっとまだ新しいカメラを使いこなせていませんね。


自分で言うのもアレですが、肉は充分柔らかく骨からすんなり外れます。ガブリとかぶりつくのもいいですが、バター風味が香る油&しょうゆ&砂糖の照り焼き風タレをかけながらナイフとフォークで食べるのもまた一興です。
 肉質わかる?やわらかそうでしょ。


皆様のクリスマスのディナーに間に合うよういそいで書いているので文章は乱暴ですが、レシピ自体にはあまり失敗の要素がないと思います。メニューに迷っていたらぜひお試しください。

また、子供向けでないクリスマスディナーには過去レシピより
簡単なのに本格的!ヨーロッパの牛煮込み・グーラッシュ
ポーターハウスステーキで火柱を上げろ
ドテラ大好物☆鴨胸肉のプラムと赤ワインのソース
などがあります。どれもとてもおいしいのに料理自体は難しくないと思います。よければご覧ください。


過去レシピを一覧にしています。よければどうぞ。→過去記事・レシピ一覧


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