ダレも作りたくないほどの本格タンシチュー1/3

牛タン、けっこう好きです。焼肉で食べるのもおいしいけど、丁寧につくったシチューもまたイイ。ということで作ってみました。ソースどころかベースのスープも手作り。手間がかかりすぎるのでそういうのを楽しみたい気分で時間・体力ともに余力のある時にだけどうぞ。以下、写真グロ注意です。生牛タンの質感をお届けします。
 しかしおいしかった。すんごくおいしかったです。

このタンシチューのレシピはかなり労力と時間を要する、お料理を楽しみたい気分のときにしかおそらく作れまい、という本格レシピです。3回に分けてアップしますが、最後に手順を省略した簡単レシピ案をご紹介しますので、「こんな手間のかかるもん作ってられんわ!」と思う方もご安心ください。
ダレも作りたくないほどの本格タンシチュー 1/3
ダレも作りたくないほどの本格タンシチュー 2/3
ダレも作りたくないほどの本格タンシチュー 3/3

材料
牛タン一本 (生、皮付き)
茹で汁用材料 (にんじん、たまねぎ、セロリ各適量、粒胡椒、ローリエの葉、ブーケガルニ)
ビーフ系スープ 3カップ
にんじん 中一本
たまねぎ 2個
セロリ 2本
バター 大さじ3
小麦粉 大さじ3
生マッシュルーム 2パック
赤ワイン カップ1
トマト 3個 (今回はイタリアントマトを3個使いましたが、普通のトマトでも缶でもトマトペーストでもOKです)
もしお持ちでしたら仕上げにシェリー酒をチラッと加えるとよりイイ感じです。


スープ
以前作っておいた牛テールのスープを使うことにしましたが、市販のビーフスープの素とかお使いになっても十分だと思います。なんだか骨からとったダシで本格的に作ってみたい気分だったんです、このときのアタシ。厄介な衝動。
 表面に固まってる脂肪は取り捨てます。プルプルゼリー状。


牛タン
肉屋で生牛タン一本買って来ました。だいたい15ドルくらい。
冷凍してあったので、冷蔵庫で解凍するのに3日くらいかかった。思い立ったらスグやりたいタイプなので待つ時間が辛かったです。七味唐辛子は大きさ比較に置いてみました。

 ガッチリしたフィルムに包装されてて、開けるとなんだかすごい獣臭。なんか食肉っていうより動物の体の一部っていう感じ・・・ちょっと引く人は引くかも。でもよく見ると鋭い刃先で突いたような穴が。たぶん血抜き処理?ちゃんと食用肉としての手当てはしてあるんだね。

 舌の表面アップ。この質感をお届けしたかった。

 根元のアップ。口の中とかノドとか、食肉として使われていない部位を想像させる。



前日の準備

いつまでも観察したりさすったりしててもキリがないのでゆでます。大きな鍋にざく切りにした茹で汁用野菜その他の材料と一緒にタンを入れ、水をかぶるくらい入れて火にかけます。
 一度沸騰させたらアクを取って、1時間くらいコトコトゆでます。1時間後、火をとめてそのまま冷まします。鍋も大きいのですっかり冷めるまで半日くらいかかると思いますが、真冬の室外に出したりなどして急冷させたりせず、室温でゆっくり冷まします。この作業は前日にやるのが賢いかと思います。


☆地元の人と話してみようコーナー☆
肉屋でカウンター越しにタン一本買うときに、近くにいたおばさんに「牛タン?どうやって食べるの?」と訊かれ、「シチューにしようと思って」といったら、「知ってる?普通の牛肉でもシチューは作れるんだよ?」と心配げに言われました。知ってます。っていうかおばさんこそタンシチューおいしいの知らないデショ?


明日に続きます!
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