牛テールのスープ
日本人は動物の骨から摂れる栄養の摂取が足りないそうです。かといってラーメンだってトンコツばっかりじゃ飽きちゃうよネ。ということで今日は牛の尻尾の骨と肉をコトコト煮て作るスープをご紹介。狂牛病?アメリカ産牛?そういうの神経質な方はオーガニックの肉を使ってください。
材料
- 牛テール 500グラム程度
- 香味野菜 (にんじん、セロリ、たまねぎなど)適量
- 粒胡椒 10粒(軽くつぶす)
- 塩 大さじ半分
- ローリエの葉 2枚くらい
牛テールはウチの近所のスーパーでは1パウンド3.99ドル。1.2パウンドで4.79ドルでした。
作り方
1)まず牛テールを熱湯で湯がきます。
表面の色が白く変わったくらいで引き上げて、水で洗います。面倒でもこの手順を省くとクサイです。
2)きれいに洗ったテール、ざく切りのにんじん、セロリ、たまねぎ、胡椒、塩、ローリエを一緒に鍋に入れて水を3リットルくらいはります。
3)強火にかけて一回沸騰させたらアクを取って、あとはフタをしてコトコト煮るだけ。圧力鍋を使わないと3時間くらい。圧力鍋欲しいなー。お勧めのメーカーとかありますか?
煮はじめて1時間後の様子
2時間後
3時間後。肉が骨からホロっと落ちるくらいが目安ですな。
4)火を止めたら熱いうちにザルでこします。お客様にお出ししたりする予定ならこのあと布か紙でもう一回こしたほうがきれいですが、家族で食べる分にはコレでいいんじゃないかと。正味2リットル弱くらいの出来上がりだとイイです。これ以上できちゃうと味が薄いかも。コレより少なく出来た分には、薄めながら使えるので問題ないです。
出来たスープ。うす茶色でいい感じです。味見すると「すっげービーフって感じ!」だと思います。インスタントのビーフスープの素とかとは全然違うのが納得できるはずです。体にもいいはず!
コレを冷蔵庫で一晩置くと表面に脂が黄色く固まってますので、取り除きます。このときスープ本体がゼリー状にブルブルしててカワイイです。
5)コレがザルの中身↓。
野菜は捨てますが、肉は骨から取り外します。
骨からとった肉。
6)今回は出来たスープの半分を後に「ダレも作りたくないほどの本格タンシチュー」に使うのにとっておきます。
冷凍!Activiaはウチのお気に入りのヨーグルトです。日本でも売ってるよね?でも日本なら(っていうか函館なら)函館牛乳のヨーグルトがオイシイと思います。牛のイラストがカワイイし。
7)あとの半分に、お好みの野菜とさっき骨からとった肉をいれて塩胡椒して味を調えます。牛味が濃いようだったら水で薄めたり野菜を多めに入れたりして加減してください。
ウチはサイコロじゃがいもに茹でたサヤインゲンがお気に入りだよ!豆とかカリフラワーとかキャベツもヨシ。ドイツの家庭ってこういうスープをお昼に食べることが多いみたい。
8)はい出来上がりー!このスープに適当なサラダとパンとビールでもあればランチにも簡単なディナーにもいい感じ。オイシイチーズとハムとかサラミとかでもあれば申し分ないね!
手順自体はたいして面倒じゃないし、煮てる間は鍋についていなくてもいいのでたいした負担にならずに作れるレシピだと思います。カレーやシチューのベースに最高ですが、やっぱりスープのままいただくと本領を発揮します。半分を冷凍保存しておくと、あとですばやくおいしいスープが作れるので忙しくて疲れてるときにいいですョ。野菜たっぷりにしても味気ない感じのしない力強いスープが出来ると思います。お勧めレシピです。
週末は牛タンと格闘し大勝利をあげたアタシにおめでとうのクリックを!牛タンシチューバンザイ!さきっちょも根元もそれぞれうまいのです!