イイ匂いがステーキばりに香ばしすぎる牛首骨のスープストック

クリスマス直前ですがみなさまはいかがおすごしでしょうか。ごちそうめいたものを作りたいけど何にしようか決まってないし大掃除とかなんとかで忙しすぎるというあなたのために簡単&失敗なしの華やか煮込み料理グーラッシュのレシピを明日掲載する予定なのですが、今回はそのベースになる牛首骨のスープストックをご紹介します。
首骨は日本では手に入りにくい食材でしょうし、このスープをとらなくてもグーラッシュ自体はとてもおいしく作れるので今日のレシピはひと手間かけたい方のご参考までにどうぞ。
 バターで焼き付けたいい香りがそのままスープに!マジカル!



材料
牛首骨 400-500g
たまねぎ 1個
バターもしくは牛脂 おおさじ1
にんじん、セロリ、パセリの茎、ローリエの葉、ブーケガルニなどの香味野菜&ハーブ 適量
粒こしょう 5,6粒
塩 おおさじ1


作り方
手順は簡単。


1)フライパンを熱してバターもしくは牛脂を溶かします。


2)ざっくりと切ったたまねぎと牛の首骨を投入、強火で焼き付ける感じに炒めます。
 できれば厚手の鉄のフライパンとかが好ましいです。焼いたときの香ばしい香りをアクセントに活かしたいので、サラダオイルなどでなく風味のあるバターや牛脂を使ってください。


3)ステーキを焼いているようなイイ匂いがしてきて、肉やたまねぎに焼き目がつくまで強火で焼き付けます。


4)こげる寸前くらいのタイミングでスープ鍋に移し、ざく切りの香味野菜やハーブ、塩、粒こしょう、水3リットルを加えて強火にかけます。

 沸騰するとアクがかなり出てくるのですべてすくい取ります。けっこう汚い黒いアクが出てきます。


5)あとは火を弱めてことことと2-3時間ほど煮ればいいだけ。煮ている間もアクが出てくるのでたまに様子を見てすくい取ってください。


6)味見をして、充分に味が出ていると思ったら、アツアツのうちに布巾やキッチンペーパーで漉します。
 細かい首骨のかけらなどがあるし、どんなに丁寧にやってもアクが取りきれないと思うのでめんどうでも紙か布で漉したほうがいいと思います。

さわれるくらいに冷めたら、首骨についている肉をとりましょう。コレは明日作るグーラッシュに入れちゃいます。


冒頭でも言いましたがこのスープがなくてもグーラッシュは問題なくおいしく作れるので、ひと手間かけたい方のみ取り組んでいただければいいかと思います。
作ってみると簡単だしほんとにおいしいスープが取れるし、もちろんグーラッシュ以外にもカレーやシチューやスープに使えるし、牛テールなどと比べると値段は2/3から半分くらいのコストパフォーマンスのよさなので、海外にお住まいで首の骨とかよく見るんだけど何に使うのかしら・・・とか思っていた方のヒントになればいいかなーくらいの気持ちでアップしました。


グーラッシュについて

明日は簡単すぎるのに限りなく本格的な牛肉の煮込み料理、グーラッシュのレシピを更新予定です。グラーシュ、グヤーシュとも呼ばれていて、もともとはハンガリーのお料理ですが東欧からドイツ、オーストリアあたりまでの各国に深く浸透している人気料理です。私のレシピはこっくりどっしりしたドイツ風です。
クリスマスのごちそうに間に合うよう連日アップする予定ですので牛肉、トマト、赤ワイン、パプリカパウダー、キャラウェイをご用意の上お楽しみにお待ちください。

 パプリカは甘口のと辛口のがありますが必要なのは甘口のですよー。パプリカとキャラウェイはグーラッシュの特徴なのでぜひ使って欲しいのですが、なくてもおいしいお料理にはなりますのでお気軽に。
クックパッドでグーラッシュを検索するとまるごとの赤とか黄とかのパプリカを具に使ってるレシピがけっこうあるのですが粉末のパプリカと混同されて伝来したのではないだろうか。。。


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