ダマにならない正統ホワイトソース
チキングラタンのレシピを掲載したときにホワイトソースの作り方を載せたのですが、レシピ一覧から探しやすいように独立させて再掲載することにしました。
グラタン、シチュー、パスタ、クリームリゾット、各種ポタージュ、鶏肉やエビのクリーム煮、クリームコロッケ・・・と使い道もたくさんなおいしい本格ホワイトソース、たぶんダマにならないで作れると思うよー!
ヘンなコツとか裏技とかじゃなく、バターで小麦粉を炒めて作るまっとうなホワイトソースです。小麦粉をよく炒めることと、牛乳を温めて混ぜることだけ気をつけたらダマになることはないと思います。
ホワイトソース材料
小麦粉 おおさじ軽くやまもり2
バター おおさじ2
塩こしょう
牛乳 400-600cc (用途に合わせて固さを調節してください)
ホワイトソースは缶とか粉とかいろいろ売ってるけど、こればっかりは家で手作りした方がおいしいと思う。カレールーとかデミソースとかは「やだ・・・頑張って作ったのに売ってるののほうがおいしいとかうそん・・・ガックリ・・・」となることもけっこうあるけどなー。
1)まずは鍋にバターを入れて、弱火にかけます。
最初にバター入れてから火をつけたほうがいいよ。アツアツの鍋にバター入れると秒殺で焦げるし。
2)バターがジュワーーーととけたあたりで小麦粉をサラサラと振り入れます。
手間に感じなければ茶漉しやザルなんかで振り入れるとなおいいです。
木べらで混ぜるのですが、はじめはポソポソして粉っぽい感じだと思います。
ポソポソ。ポソポソ。
弱火のままで炒め続けていると、そのうち粉からバターがジワっと染み出てくるような感じになってきます。
シットリ。これが小麦粉にちゃんと火が通ったサイン。粉足が切れるというらしい。これでホワイトソースのまろやかさの中にも仄見える軽快な香ばしさがお約束されましたよ!
クラムチャウダーのレシピでもチラリと言及しましたが、ホワイトソースを作るときにダマになっちゃう原因は小麦粉に火が通っていない、加える牛乳と鍋中の温度差が大きい・・・のふたつなんですって。なのでここで弱火で気長に小麦粉を炒めるのがとても大事です。
3)よって牛乳はあらかじめ温めておくといいのですが洗いものが増えるのがイヤなズボラーさんは鍋を傾けて炒め小麦粉を手前によせて、鍋の向こう側に牛乳を50ccくらい入れて軽く温めてから混ぜ始めるとよいかと。
鍋の向こう側で牛乳を軽く温めて。
混ぜるとすぐに小麦粉が牛乳を吸ってひとかたまりになるはず。
これでダマになることはないと思うけどなー。
4)同じやり方を繰り返して、牛乳を少しずつ加えて混ぜていきましょう。
そのうちモッタリとつきたてお餅みたいになってきます。
かわいいよーもち肌かわいいよー。
ホワイトソースを作ってる途中の写真って検索してもあんま見つからなかったので、しつこくアゲてみます。
ふう。こんくらい写真があったらはじめてさんでも不安にならずに作れるに違いない。
このくらいのゆるさになったらもうドブドブと牛乳を入れてもちゃんと混ざります。
最後に軽く塩こしょうして薄味に整えてください。もしお手元にあるならホワイトソースにローリエの葉一枚とナツメグをほんのチョッピリ入れて1分ほど煮てみると牛乳くささが消えていい香りになりますョ!
ホワイトソースはジップロックなんかに入れて冷凍できます。便利だし何よりおいしいのでぜひお試しください。
過去レシピを一覧にしています。よければどうぞ。→過去記事・レシピ一覧