野菜たっぷりポトフ・ていねいに作ってみよう

すっかり涼しくなってきたNYですが、このくらいの季節になると鍋やスープなどのあったかメニューがうれしいですね。
 野菜もたくさんおいしくいただけるポトフ!そう!こんなのが食べたかったの!


ポトフにもいろいろありますが、もともとは「牛肉(もしくは骨付き鶏肉)のかたまりをいろんな野菜と一緒にたっぷりの水分で塩味で煮たフランスの家庭料理」というのが定義だそうです。

しかし牛肉のかたまりを水煮にしてしまうとどうしても油気がなくてモサモサ&味気なくなるのが腑に落ちないんですよ。鶏肉は骨付きが定番だけどそれじゃ食べにくいし。なので私はだいたいソーセージか、鶏ひき肉のミートボールを具に煮てしまいます。
別に野菜だけでもおいしいし、デトックスとかにもなりそうでいいのですが、いくらかたんぱく質があったほうがバランスがいい&肉っぽいものが入ってないとドテラが喜ばないとかいう事情があったりします。


材料
野菜は好きなものを好きなだけ使うといいと思います。以下はウチでいつも使う野菜ですがご参考まで。

キャベツ
たまねぎ
にんじん
セロリ
コールラビ
じゃがいも
好みで鶏のミートボール(鶏ひき肉、たまねぎ、パン粉、パセリ)またはソーセージなど
チキンスープ(コンソメなどのキューブでかまいません)

私はキャベツが大好きなのでこれでもかと使います。アメリカのキャベツは繊維質が強くて食べにくいのですが、こんな風に煮ちゃえばまあおいしく食べられます。それでもできるだけ巻きが柔らかいのを選びたいですけど。
今回は使わなかったけど、根セロリ、白菜、ポロねぎなんかもおすすめです。


日本では珍しいコールラビというカブに似た野菜がアメリカでは売っていますが、これはドイツでもスープには頻繁に使われるそうで、ドテラが好きなので使っています。私的にはなくてもいいです。
 けっこう厚く皮をむかなきゃいけなかったりする。
カブのような大根のような質感ですが甘みがあって煮崩れしにくく、大根みたいな匂いがないので使いやすいです。


作り方
おおぶりに切って煮るだけでいいのですが、いくらか美しく味にも雑味がないように作りたい意欲のあるときには、一度野菜を湯引きすると出来上がりがけっこう違ったりします。辰巳芳子信者なら苦にならない作業ですが、面倒でしたら割愛してください。


薄く塩味を感じるくらいの塩加減のお湯をたっぷり沸かし、野菜をさっと湯がきます。
私はキャベツもたまねぎもばらばらにならないように、芯を付けたままでかいくし型に切りますが、切り方などはお好きにどうぞ。
 キャベツは青みがさえるくらいにお湯を通してーー・・

にんじん、セロリその他のすべての野菜を一度湯通しさせ、煮込み鍋に移します。お湯にかなりアクが残るのが見えるのでやりがいがありますね。
 たまねぎはヒゲ根は切り落とすけど芯は残す感じで。さらに時間と意欲があるときにはジャガイモやにんじんの面取りするとますます美しい。

 ジャガイモは表面に軽く透明感が出るくらいにゆがきまして。


 ローリエの葉、粒こしょうなど好みの香辛料を少量使い、ひたひたになるくらいにチキンスープを注いで火にかけます。火加減は最初強火で、浮いてきたアクをすくったら弱めの中火くらい。グラグラ煮ると煮崩れしちゃうからね。


もしソーセージなんかを入れるときは、軽くフライパンで焼いてから鍋に入れるといい感じ。油も落ちるし香ばしさも出るし。
 ジャガイモに火が通ったら食べられるけど、私はキャベツ煮崩れ寸前まで煮ちゃいます。この辺は好みの煮加減でどうぞ。最後に塩こしょうで味を整えます。

そしてこちらが出来上がり写真。
 なくてもいいとは思うけど、やっぱりちょっとソーセージが入ると味も出るしおいしいわね。マスタードを付けつつキャベツやたまねぎの芯をとりながら食べるので、ナイフとフォークとスプーンで食べる感じになってしまいますが、丁寧に作ったスープだから丁寧に食べるのだ。


チキンボール版
鶏のミートボールを具にするのもまたおいしいです。本当は豚挽き肉のミートボールをフライパンで焼いてから煮込むとおいしいのですが、ヘルシーにいきたいときはやはり鶏ひき肉を選ぶべきでしょう。
 鶏ひき肉にパン粉、牛乳、たまご、たまねぎのみじん切り、そして好みでパセリのみじん切りなんかも入れて混ぜます。量はほんと適当。


チキンスープ(コンソメみたいな市販のスープの素で問題なしです)を鍋で温めて、軽く沸騰したところに混ぜたひき肉を丸めて落とします。
 手で丸めてもいいけど、私はスプーンを二本使う。

浮かんできたら一回引き上げて、このゆで汁を野菜を煮るのに使い、ミートボールは野菜の上に乗せて煮込むと崩れなくていいかと。手間でなければゆで汁は一度漉すとさらにいい。
 こんなスープはタップリ作ったほうがおいしいからたくさん作る。野菜も煮れば縮むし。フタが閉まるかどうか不安なくらいだがこれでいいのだ。


そしてこちらができあがり写真。
いくぶん見栄えがするかと思ってパセリを散らしたら乱雑な部屋みたいになってしまった。もう!


野菜を切って煮るだけのお料理だけど、ちょっと手を加えて丁寧に作ると数日食べ続けても汁もにごらないし雑味も出ないしけっこうできあがりが違ったりします。いつもの料理に不要かと思うくらい手間をかけてみると気持ちも落ち着くし、なんだか満足感もあるからいいものですね。つい雑巾を丁寧に縫っちゃったらけっこうかわいくできちゃった、みたいな。せわしない日常の中にささやかな多幸感を感じられる野菜の甘みタップリのスープ、ぜひどうぞ。


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