ドイツの定番ケーキ☆プルーンのシュトロイゼルクーヘン

イースト発酵生地の上にたっぷりとフルーツをのせ、さらにそのうえにザックリ&ぽろぽろのバターそぼろをたっぷりかけて焼き上げるドイツの定番人気ケーキ、実はとっても簡単です。
 ドテラの要望にてプルーンをたくさんのせて焼きました!
11/25加筆:そぼろの材料の配合を変え、さらにバターたっぷりな感じにしました!


シュトロイゼルクーヘン(Streuselkuchen)はドイツでは本当に人気のケーキで、どこのパン屋・ケーキ屋さんでもまず置いています。ベーキングパウダーで膨らませるスポンジ生地のものもあるそうですが、私の乏しいドイツ滞在経験とドテラの言によるとやはり一般的なのはふっくらパン生地だと思います。季節の果物をふんだんにのせるのでイースト生地でもあっさり、さっぱりした食べ応えなものが多いです。

 今回は今の時期においしいプルーンで作ります。

果物は季節によっていろいろですが、春はイチゴやその他のベリー系の果物とルバーブ、夏にかけてチェリー、プルーン、秋になるとりんごを使うのが定番です。上にはバター・砂糖・小麦粉をザックリと混ぜたそぼろをたっぷりのせるので、いずれにしても甘みよりも酸味の強い果物がバランス的に好ましいようです。今回思いつきでイチジクも使いましたが、イチジクみたいな酸味のない果物だと甘く重く感じられてイマイチでした。

ケーキと果物の間にサワークリームをのせるレシピも多いのですが、サワークリームや他のクリームを使わず果物だけタップリ使ったもののほうがアッサリして果物を堪能できると思います。


生地材料(20x30cm型)
小麦粉 180g
ドライイースト 4g
砂糖 30g
たまご 1個
牛乳 70cc
バター 30g


そぼろ材料
バター 100g 80g ←改良!バターを増やしました!
砂糖 80g
小麦粉 100g 120g ←改良!バター比率を上げるため小麦粉を減らしました!
プルーン 500gくらい
砂糖 大さじ2


作り方
1)バターは生地用もそぼろ用も室温にしてやわらかくしておきます。


2)ホームベーカリーを使うともうほんとに簡単!ドライイースト以外のすべての生地の材料をケースに入れて、イーストは専用のケースにセットしパン生地コースにおまかせしてください。


手ごねの場合
手もしくはフードプロセッサの生地こね機能を使う場合は、まず牛乳をおおさじ2ほど容器に分け、人肌程度にレンジで温めてドライイーストと砂糖を分量からおおさじ1ほど混ぜます。

次にイーストも含めたすべての材料をボウルに入れて手でこね、まとまってきたら台に移して両手で力を入れてツルンとした質感になるまでこねます。15分ちょっとかかるかと思います。

ボウルに入れてラップで覆い、50-60分ほど室温で一時発酵させます。室温が低いともっと時間がかかりますがほんとはゆっくり発酵させたほうがいいので問題ないです。全体の大きさが2倍くらいになるのを目安にしてください。
 ←イメージ画像(ピザ生地)

パンチングして空気を抜き、再度ボウルに入れてラップをして20分ほどベンチタイムを持たせます。これでいいはず(ホームベーカリーを買ってからであまり手ごねとかしなくなったので自分でも心もとないけど)。ホームベーカリーがあればここまでやってくれるんだからほんと楽チン。


3)焼き型に分量外のバターを薄く塗り、小麦粉を薄くはたいておきます。オーブンを180度に暖めておきます。


4)2)の生地を焼き型の大きさに伸ばしてセット。
 フォークで何箇所かさしておきます。生地はすこしフンワリしてたほうがおいしいので、ここまでやっちゃったら室温で待たせておいてそぼろと果物の用意に取り掛かるくらいでちょうどいいと思います。


5)プルーンは種の周りにくるっとナイフをいれ、ひねるようにふたつに分けて種を取り出して生地の上にタップリのせます。もう重なっちゃうくらいたくさんのせてください。その上全体におおさじ2の砂糖をサラサラ〜と振りかけてください。

イチジクのタルト!かぶと虫!とか言いたいがためにイチジクを使ったのですがプルーンだけのほうがおいしかったdeath。


6)そぼろの材料をすべてボウルに入れ、ざっくりとフォークで混ぜます。このとき練ったらダメ!クッキーになっちゃう!ところどころ混ざりきってないくらいでオッケです。
 らせん階段!そして時は加速ってもういいって。


7)そしてこれをタップリと果物の上にのせます。
 べたべたした生地なので、少しずつボトンと落としていく感じになるかと。


8)オーブンに入れて20-30分ほど焼きます。
 焼きあがりました!


 いいニオイ〜♪焼き菓子作る人しか知らない至福の瞬間。


冷めたら切っていただきましょう!
 ドテラおおよろこび!バターとミルクとたまごタップリでフンワリ焼きあがった生地にフルーツの香りと酸味、バターそぼろの甘さがすごくいいバランス。オイシイ!


これからの時期はりんごがおいしいです。すっぱくて固い品種のりんごを使い、皮をむいて薄切りにしたものを表面に並べてプルーンと同様に焼きます。あらかじめりんごを煮ておいたりする必要もないし、ホームベーカリーがあればアップルパイを作るよりも簡単なくらいだし、パイ生地よりもバター使用量がずっと少ないのでヘルシーでもあります。ぜひお試しください。



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