ピリ辛がうまい!チリポークビーンズ

ビールと食べるなら塩気が強くて油脂も使ったおかずがやっぱりおいしいけど、そればっかりじゃ血圧も体脂肪も心配・・・長生きしたい酒飲みさんに高タンパクで繊維質たっぷりな豆も使ったおいしいレシピをどうぞー。

豚挽き肉と豆を野菜で煮込んだ、口どけトロリ&野菜の甘さホンワリ&さらにチリペッパーの辛さピリリのステキなチリビーンズです。


材料
豚挽き肉 1lbs(400-500g)くらい
たまねぎ 大1個
トマト 3-4個
赤ピーマン 大1個
ベーコン 3-4枚
油 おおさじ1-2
豆(乾物)200gくらい
スープ 1リットル
にんにく 2カケ

チリペッパー おおさじ1-3くらい
カイエンペッパー おおさじ1
スイートパプリカパウダー おおさじ1
オレガノ 小さじ1/2-1くらい
クミンシード 小さじ1/2
ローリエの葉 1枚

塩、こしょう

スパイスはお好みで辛さを味見しながら加減してください。チリペッパー以外のスパイスは手元になければわざわざ買うこともないと思いますが、使うとやっぱり風味が豊かになります。


豆について
豆はゆでてあるものが缶詰になって売られていますが、乾物を買って来て自分でゆでたほうが安いしおいしいと思います。
アメリカでこのレシピを作るならpinto bean(うずら豆)、kidney bean (インゲン豆)、red kidney bean(金時豆)、great northern bean(中粒の白インゲン豆)などインゲン系の豆ならなんでもおいしく作れます。日本で作るなら金時豆で作るのが一番おいしいと思います。

私は一度red cargamanto beansというのを使ってみたらおいしかったので毎回それを使っています。皮が柔らかく実がホクホクです。

しかしアメリカで売ってる豆って産地とか通称とかで名称が一致してなくて紛らわしいですよね。cargamantoというのも、ネット検索しても日本語でなんと言う豆なのかわかりませんでした。そのうち豆についてネッチリと調べてこちらでまとめて更新します。


準備
1)豆をたっぷりの水に一晩漬けておきます。ゆでた豆は冷凍できるので、一度に全部処理しちゃうのがいいかと。アメリカでは普通一袋1lbs(450g)で売っているので、私は一度にすべてゆでて半分をチリビーンに使い、もう半分は冷凍しておくことが多いです。


2)戻した豆をたっぷりの水でゆでます。塩も何も入れず、常に豆が水をかぶっているように水を差しながら柔らかくなるまでゆでるのですが、ゆで時間は豆の種類や豆の新鮮さとかによるらしいです。だいたい2-3時間くらいでしょうか。


3)ゆで上がったら、今回使う分以外は容器に入れて冷凍しておきましょう。このとき、豆が浸るようにゆで汁を一緒に入れておくと冷凍焼けというか乾燥みたいなことにならずいい感じです。


作り方
4)たまねぎと赤ピーマン、にんにく、ベーコンをそれぞれ荒めのみじん切り、トマトはざく切りにします。皮が気になるならトマトは湯むきし、赤ピーマンは直火で焼いたあとで水をかけながら皮をむいてあげるといいかと。私はあんまり気にしませんけど。


5)煮込み鍋に油を入れ中火で熱し、にんにくとたまねぎを炒めます。
 もしガツンと辛くしたいなら、ここで鷹の爪を入れて一緒に炒めて煮込んじゃうのもアリです。


6)たまねぎがシンナリしてきたら赤ピーマンを入れます。
 ひき肉カレーにピーマン入るとおいしいことからひらめいて、いつか赤ピーマンを入れてみたんだけど大当たり!それ以来定着させましたが、甘みも増すし、出来上がりの食感がさらにトロリと柔らかくなるのでぜひ使ってみてください。赤ピーマンが手に入らなかったり割高なのがイヤだったりするなら、色彩的にビミョーだけど緑のピーマンでもまあオッケです。どうせ出来上がりはどう転んでも茶色だしな。


7)全体がシンナリしてきたらベーコンを投入!
 豚挽き肉を使うならベーコンとか要らないんじゃ・・・?と思うところでしょうが、やはり燻製&熟成された豚の脂身のおいしさを取り入れない手はないと思う。少し入れると味に深みと動物性油脂のコクが加えられます。


8)さらに豚挽き肉を数回に分けて加え、炒め合わせます。
 キーマカレーのレシピとかでも言及済みですが、炒めた野菜にひき肉を加えるときには一度に大量に入れちゃうと鍋中の温度が下がって肉から水分が出ちゃったりします。何度かに分けて、先に入れた肉に充分火が通ってから追加してみてください。


9)ひき肉をすべて入れ、脂が透き通って見えるくらいまでよく炒めたところでスパイス類をふりかけ、よく混ぜて軽く塩を加えて味をみます。スパイスは後で出来上がりにもまた追加することができるので、ここでは辛くなりすぎないように控えめくらいの気持ちでいると失敗がないと思います。


10)ざく切りトマトを投入!


11)そしてスープも入れちゃう!
 スープは鶏がらあたりが使いやすいかと。私は豚骨スープを冷凍してあったのを使いましたが、そういったものの用意がなければ市販のスープの素とかでけっこうです。というか水でもオッケです。


12)さらにゆでた豆を投下!
 ハイ来た!


13)全体が具たくさんのスープと言う感じになっているとバッチリです。
 チリビーンズのイメージからすると「え・・・ずいぶん水っぽいけど大丈夫?」とお思いでしょうが、ひき肉を使った料理は炒めてチャッチャと作ってしまうよりは、たっぷりのスープでゆっくり煮込んで作ったほうが舌触りのいい出来上がりになります。なのでこのままフタをせず、弱めの中火で時々かき混ぜながら好みの固さになるまで煮詰めてください。2時間くらいかかるかな。
仕上げに味見をして塩こしょう、チリペッパーなどで辛味と塩気を整えてください。


チリドッグやっちゃう?
こうして作ったチリビーンズはそのまま食べてもおいしいし、パスタやゆでたじゃがいもなんかと一緒に食べるのもおいしいのですが、こんな感じで食べちゃうのもとってもおいしいのよー。

 まずはホットドッグ用のソーセージを焼いてパンにはさんでー・・・

チリビーンズをたっぷりかけてハイどうぞ!
サラダやピクルスを添えて軽食やランチにサイコー!週末だったらビール開けちゃうね!

重複して言ってしまいますが、自分でゆでた豆をたっぷりの野菜とスープでコトコト煮て作ると豆も肉もとろけるように柔らか&ほのかにスイートに出来上がって、ピリリと辛いのになんだか優しげなステキな一品になっちゃいます。
ベーコンも豚肉も使っていますが野菜の使用量も多いため、相対的にはそれほど高カロリーではありません。なにより豆をたっぷり食べられるので繊維質やたんぱく質をおいしく摂取できるのもありがたいです。

これから夏に向けて食欲が落ちてきちゃう時期に、「ちょっとスパイシーに行きたいけどもうカレー飽きた」という時にもぴったりです。ぜひお試しください。


今回から数回連続でビールに合うおかずを掲載していますが、次回はドーンと肉をいっちゃいます!
 ポークチョップをご用意してお待ちください。


「ビールに合うお料理特集」の一覧はこちら。

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メキシカン風ポークチョップ
手ベタベタ!BBQチキンウィング
いわしのザンギ
南ドイツの混ぜチーズ・オバヅダ


過去レシピを一覧にしています。よければどうぞ。→材料別過去レシピ


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