メキシカン風ポークチョップ

服のサイズがどこまでもあるデブ天国アメリカですが、最近ではあまりの肥満人口＋デブ由来の成人病対策医療費コストの増大などのためミシェル・オバマを先頭に健康促進キャンペーンが行われています。Ｌサイズの炭酸飲料の販売禁止とかが昨今の議論になっていますが、アメリカでビール販売禁止とかになったらデモ参加くらいはしちゃいそうなビール党のみんなー、ビールが進むお料理シリーズの第二弾はポークチョップだよーー！

　アメリカに次ぐデブ大国、メキシコ風にお料理するよ！

OECDの2009年調べでは、肥満率はアメリカが33.8％と安定した貫禄を見せていますが、それに追いつけ追い越せの勢いを見せているのが隣国メキシコ、30％です。15歳以下の肥満率ではアメリカ以上という統計もあるとか。

そう聞くと「メキシコ料理・・・デブ造成食か」とか思われてしまいそうですが、メキシコの肥満率がここ30年くらいで3倍になっている急進傾向をみると、伝統的なメキシコ料理に非があるのではなくむしろ安価で高カロリーなアメリカの食文化の流入とが原因ではないかとも推測できますね。

たしかにメキシコ料理はラードなど動物性の油脂で揚げたものや砂糖を多用したデザートが多いですが、伝統的なメキシカンはサルサなど野菜を多く使うし、またイモや小麦や米など多くの地域で使われている主食よりも高たんぱくで繊維質の豆をサイドに多様するのでほんとはそれほど不健康なものではないそうな。・・・と前置きしつつスパイスを効かせたビタミンＢ群豊富な豚肉を煮豆を一緒に食べる献立をご提案でーす。

作り方
作り方は簡単。ポークチョップにスパイスをかけて焼いて、仕上げにテキーラを振り掛けるだけです。でもおいしいの。

1）ポークチョップにスパイスと塩を軽く振り掛けます。

メキシコ料理によく使用されるスパイスにはチリペッパー、クミン、オレガノ、ガーリックパウダー、パプリカ、こしょう、コリアンダーなどがありますが、そのうち手元にあるものを適当にふりかけてください。メキシコの家庭でも厳密なレシピはないそうなので、辛くなりすぎないように、ひとつのスパイスだけ主張しすぎたりしないようにだけ気をつければほんとに適当でいいらしいです（友達のお母さん談）。

2）フライパンを強めの中火に熱して、油を引いて焼きます！
　油は何でもいいけど、ラードがあったら最適。

3）キレイな焼き色がついたらひっくり返し、そちらの面にも焼き色がついたら弱めの中火に落としてフタをして火を通します。

4）骨の近くにナイフを差して見て、焼けてるようなら少し火を大きくして、砂糖をチョッピリとテキーラを振りかけて香りをプラス、メキシコっぽさを強調してみましょう！
このテキーラ（1800）おいしいよ。高くないのにpatronよりおいしいと思う。テキーラの使用量はポークチョップ1枚におおさじ1くらいで充分だと思います。
砂糖はチョップ1枚に軽く小さじ１くらい。甘さをつけるというよりは、ほんの少し甘みがあったほうがただの塩味よりも肉のうまみが引き立つような気がします。

　全体に絡めたらできあがり！

好みで豆を塩味に煮たもの（後ほどレシピを掲載します）、米、トルティーヤ、アボカド、サルサなどを添えていただきましょう！
　
シレントロー（コリアンダー）の葉を刻んで振りかけ、ライムを絞りかけたら完璧だ。

シンプルなのに、肉を焼いてしょうゆをかけただけのものとは決定的に違う。スパイス、シレントロー、ライムさえあれば間違いなくメキシコっぽいものになるからすごい。それにトンカツに白いご飯食べるよりはずっと太りにくいメニューにもなっているのもうれしいですね。
冷たいビールをキューーッと飲んだら次はマルガリータにするもテキーラ飲むのもお好みでお楽しみください。

ビールが進むお料理を連続で掲載していますが、次のお料理はいかにもアメリカンな手をべたべたにして食べるアレです！またいらしてください。

続行中の「ビールに合うお料理特集」の一覧はこちら。

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