ブライトン・ビーチでロシア文化に触れる　ランチ編 - お料理ダイスキ！ニューヨークおうちごはん

地下鉄Qラインでタイムズスクエアから1時間くらい揺られると、そこはロシアだった。
　サブウェイすらもなんかロシア語。

　寿司半額。サワークリームおかわり無料って書いてありますね。なーんちゃって。

ブルックリンのほぼ南端に位置するブライトン・ビーチ（Brighton Beach）はロシア人街として知られていますが、ロシア人だけでなくウクライナとかベラルーシとかの旧ソ連構成国の人や、70年代ころ以後にソ連から移民してきたユダヤ系の人も多く住む街だそうです。

　ビーチと言うくらいだから海岸があります。天気もショボいけどこれまたショボい写真だわー。夏の賑わいを想像すると意味シンなシャワーもその他いろいろなこともあきらめきれない気持ちがフツフツと湧き上がる・・・！（どうしたのアタシ？）。

　かもめだ。
ゆう　「あなたの望む素直な女には最後までなれない*1かもめですね。」
かもめ　「本来それほど不幸女なわけではないのだけど、すっかりそういうイメージが先行してえらい迷惑してるわ。」
ゆう　「みゆきもナオコも罪なことをしたものだけど、季節はずれの海はナオコの独壇場ですね、こうして考えてみると。」

ブライトンビーチにいく時はお友達と昼前にタイムズスクエアで待ち合わせし、着いたらまずランチを食べながらおしゃべりしてマダム・デジュネを気取ります。前回来たときにおいしかったVarenichnaya　（なんて読むのかわからん）という小さなレストランにまたお邪魔します。

　今回はお店の前が工事中でこんなショボイ写真しか取れなかったのですが、このお店は看板の上にでかいポットが乗ってあります。他ブロガーさんがキレイな写真を載せていますのでご覧ください。
Gothamist.com
Tasty Travels

はじめてみたときには「なんじゃありゃー！」「仏壇屋？」「ロシア人街で？」とつい覗き込まずにはいられませんでしたね。。。。

　観光客やものめずらしがりな客はお呼びじゃありませんよ的な外観に弱いのです。アタシ自身はモロにものめずらしがりな客でしかないのですがな。

　メニュー・・・ロシア語なんだ。。。

大丈夫！裏は英語ですよー！それでも大半はなんだかわからないんだけどね！シベリアンミートって結局なんの肉だったのかしら。まさかオオカミとかトナカイではあるまいな・・・などとアホなことを言って流刑地であること以外シベリアの何たるかをまったく知らないことをみずから暴露。

　Varenikiというのはロシア風のゆでギョーザのようなワンタンのようなものと思っていただくとイメージがつかめるでしょう。牛肉、豚肉、きのこ、チーズなど具はさまざまです。サワークリームとマーガリンがたっぷり付け合せになっています。それはそれでおいしいんだけど、酢醤油で食べたくなっちゃうアタシはまだまだロシア料理を堪能するには過渡期です。

　アツアツでやってきたブラックバスのフライ。衣はパン粉じゃなくたまごベースの生地みたいです。マッシュポテトにかかっている緑のハーブはロシア料理で多用されるディルを細かく刻んだものです。にんにくやディルの漬けてある卓上の酢をかけていただいたのですがとってもおいしかったです！
ビーフストロガノフもさすが！って感じでとってもオイシイ！ハラショー！

さてデザートですが。
メニューにはPelmeniというのも乗っており、これはVerenikiとよく似ていますがギョーザというよりはラビオリな感じです。これも具はさまざまで、お店の人が「Pelmeniのチェリーおいしいよ」と進めてくれたのでこれをいただくことにしました。

　赤いシロップの出現に高まる期待感。そこはかとなく漂うチープ感が親しみやすいですね。

　・・・みた感じフツーに水餃子ですね。

　シロップをかけてサワークリームをつけていただきまーす！アツアツ！ハフハフ！しかしコレ、中身は瓶詰めのサワーチェリーまんまですね。シロップも甘さ控えめで、極甘アメリカンスイーツに慣れた舌にはチョッピリ物足りなかったけど、チェリーの自然なアマズッパさともちもちツルンとしたゆでたての皮のバランスがちょうどよくておいしゅうございました。