エジプト料理はけっこうおいしかったの巻

イスラム系ショップが軒を連ねるスタインウェイの一角ですが、ムスリムと一言で言ってもアフガニスタンからモロッコまでいろいろです。そんな中アタシが長いこと気になっていた、美しい外装のエジプト料理レストランに行ってきた様子を披露させていただきます。DIOを目指したエジプト旅行記に耽溺した少女期を過ごしたアタシには無視できない魅力すぎる。。。!
 氷の鳥vsイギーの戦いには手に汗を握ったわ。死に様のカッコよさはシーザーに匹敵。

このお店は外装がキレイなことで有名で、いろんなブログやサイトでも紹介されています
 ステキーー!ここまでやるのにずいぶん時間が(お金も)かかったことだろうね。


 壁の浮き彫りのひとつ。近くで見ても美しいわーー。


いつまでも眺めていてもキリがないのでおじゃましまーす。


 インテリアもそれっぽいワァーーー。
夕食には早い時間にうかがったのでガラガラでしたが、そのうち混んできました。ドリンクはワイン赤・白とビール(コロナ、ハイネケン)のみ。選択の幅が狭いけど、まあイスラム系のレストランだからアルコールがあるだけヨシとしますか。


たいていのレストランでは注文しなくてもパンとバターなんかが出されますが、このお店では、なんだかパイ生地にも似たバターたっぷりの薄焼きパン(インド料理のロティみたいなかんじ)と、二種類のオイル(唐辛子、ゴマ)を出してくれます。これがオイシイ。「ちょ、ものめずらしさと外観の美しさで入っちゃったけどけっこうオイシイんじゃない?」と、はやくもこの辺で認識を改めるに至る。


 前菜にひよこまめのフムス、ソラマメのフムス、なすのペーストの3点盛り。なすがスモーキーでオイシイ。。。!(フムスってナニ?という方はコチラをご覧ください→ フムス:ひよこまめのペーストのレシピ
がっついて食べたため写真を撮れなかったサワークリーム添えの牛タンの前菜(その日のスペシャル。メニューに載っていませんでした)も「ナニこれ!炒め物みたいな料理なのにアタシのタンシチュー並みの柔らかさ!どういうことなの???」と難詰したくなるような大変上等な一品でした。


6人で食事をして、前菜を二品、メインを5品(タジンで料理したウサギ、ラム肉、魚をそれぞれ一品ずつと、ラムチョップとシーフードのシチュー)注文してみんなで分けていただきました。どれもアッツアツのフツフツでお給仕されたのもうれしかったです。


 タジンで料理したラム肉。インドともラテン系ともまたちがうスパイス使いが新鮮にかんじます。肉柔らかし。うまうま。


演出オッケーーイ!カレーライスのご飯をお椀に盛って丸くしたのをパカっとお皿に開けただけで嬉しいものなのにこんなにとんがってたらもうどうしましょう!のレベル。一同とんがりクスクス&とんがりライスにおおよろこび。


反響にやや得意気味のウェイターさん 「このピラミッド掘ると中からミイラ出てくるよ!」

ゆう 「イギリスのクリスマスプディングとかメキシコのキングス・ディ・ケーキみたいですね*1! ステキ!」

ウェイターさん 「・・・それはよくわかんないけど」

ドテラ 「ゆうちゃん、彼は冗談を言ったのだよ」

ゆう 「で、出てきたミイラは持って帰っていいのかしら・・・って入ってねえぞ!ミイラどこよ!そっちのには入ってるとか?」

ドテラ&みんな 「・・・・・」


イヤ、正直ものめずらしさと異文化体験みたいな気持ちでおりましたが、かなりおいしかったです。意識していなくても心のどこかに「まあエジプトとか言ったってどうでしょうねェ」みたいな小馬鹿にした気持ちがあったことに、それが打ち砕かれたときに気づくものです。「アタシがスタンド使いだったら武器はナギナタ・・・いややっぱ接近戦ではトンファーが最強か・・・?」などと大人になっても容易に白昼夢に落ち込んでしまい人間として成長したいと思っている方もエジプト料理をぜひどうぞ。


お店の情報はコチラ↓
Mombar Restaurant
25-22 Steinway Street, Astoria, NY 11103
ウェブサイトはありません。クレジットカードは使えないので現金が必要ですが、このお店のとなりにATMがあります。ランチなしのディナーのみの営業、月曜休日です。



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*1:どちらも中にコインや指輪や小さい人形なんかをいれて焼くものだそうな。