甘エビの刺身とエビの出汁

お気に入りの魚屋の前を通ったら、Live Red Shrimp あります、って手書きの紙がウィンドウに張ってあった。レッドシュリンプってどれのこと?とか思ってのぞいてみたら、ピンピンはねてる元気な甘エビさんたちでしたよ!メニュー変更〜♪メニュー変更〜♪

刺身で食べる気満々で店に入ったんだけど、一応こっちの人はどうやって食べるもんだか訊いてみる。
「刺身で食べるのが一番うまいよ」
sashimiって言ったし。へえー。でも日本食とか人気なのって割と最近だし、その前は生で醤油で食べたりしないよね…?
「醤油じゃなかったらレモンとか。セビッチェにしたり。」
へえー、やっぱ美味と感じる食べ方は共通するんだね!
「あとは軽く粉はたいて丸揚げしたり。でも身が縮んで殻ばっかり食ってるような感じになるよ。それもうまいけどね」
まったく同感です!魚屋のお兄さんとフレンドリーな会話を楽しんで家路を急ぎます。


家に帰って、まだ微妙に動いているエビさんたちの頭をもいでいきます。
↓やだ、卵も抱えてるじゃない!

「ギャーやめれー!!」とか「アタシは食べてもかまいませんからこの子たちだけは勘弁してください!」とか言ってるかも、とかそういうことは痛いので想像しないようにする。こんな時魚介類に発声器官が無くてよかったと思います。
 フラッシュとか電灯とかでけっこう違う色に写るなあ。。。
こういう作業は手早くやりたいので写真とかあんまり撮れないです。で、出来上がり写真。

そして卵。

卵はきれいに殻を向けなかったエビの身と一緒に、海苔と生春巻きの皮で巻いていただきました。おいしゅうございました。海苔がしけないうちに食べたかったので写真撮ってる暇無かったです。

で、殻ですが、これも無駄にしません。やっぱ生きて動いてるもの食べるとなると、いつもより大事にいただかなくてはとか思うようになるものです。

殻を全部鍋に入れて、オリーブオイルをタラっと垂らし、強めの火で一気に火を通します。

けっこうじりじり焼けてきます。鍋肌に色が付いてきてエビのいい匂いがたってきたら、日本酒もしくは白ワインを鍋肌からじゅっと回しかけます。けっこうたくさん入れます。
で、火からおろして目の細かいざるを通してエビのダシの出来上がり。

これはちょっぴりしか量が取れないけど、味の濃いオイシイだしです。冷凍しておいて、魚介のスープとかカレーを作るときに入れると簡単に奥の深まったいい感じになりますよ!「…なんかエビの味がするんだけど、僕の皿にエビがひとつも入ってない」というような不平を鳴らす人が出てきちゃうかもしれませんね。お気をつけて。

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