マグロをヅケにして食べてみた

この土曜日に「アストリアの魚屋にに刺身用マグロ売ってるよ!」の緊急告知をしてみましたがそれ見て魚屋に行ってみた人、実際にはいないんでしょうねえ。。。アストリアにこのブログを読んでる人がいるのかどうかもビミョーなとこだし。。
と、他者への影響力の低さになんだか満たされなさを感じてしまうことを内省してみて、支配欲、顕示欲、権力欲、承認欲などが強すぎの自分自身に気づき始めた晩冬に候。
 マグロはマグロでとってもおいしかったんだからそれでいいじゃないの、アタシ。

魚屋のウィンドーに手書きで「寿司用マグロあります」のビラが張ってあったのを見て、すべての予定を変更して買ってきたマグロちゃん。
 日系とかコリアン系とかのお店でもないと、刺身用と言っても柵になっていることは期待できません。血合いガッツリ。血合いはタウリンとかビタミンEとか鉄分とかが豊富で体にいいらしいので喜ぶことにしよう。


そのままなんとなく柵みたいに切ってなんとなく刺身みたいに切ってもいいんだけど、せっかくなので更においしくいただきたい。ヅケにしよう。

 なんとなく柵に近いものに切ってみた。


そして酒としょうゆを用意。いつもは「酒やみりんがなけりゃワインでもビールでもいいわ」くらいの適当さですが、このときばかりは厳密に日本酒でなければならない。〆るときには〆る女。いつもユルいわけではない。
 一緒に写っている赤い瓶は、予定変更につき出番を失ったトマトソースたちです。
トマトソース1 「おいおい、今日はピザじゃなかったのかよ!どういうことだよ!」
トマトソース2 「マグロ子のヤツちょっとカワイイからって生意気でウザー。しかも実はかなり出しゃばりって超ウケル(笑)」
冷蔵庫の手作り生モッツアレラ 「それよりアタシがやばいよ!南イタリアの本物を知ってる人なら当日作ったモッツァレラしか食べないもんだけど、まあアンタなら多少古くなったのを食べたところで」
ゆう 「あーもういい!キミたちもう今日はいいから!!!」


しょうゆと酒を3:1くらいの割合に混ぜてマグロを漬けます。
 ヅケのレシピには最初に湯引きをするものもありますが、私はしょうゆにつけて透明感をおびたあたりが美しくおいしいと思うので湯引きはしません。また、みりんを使うレシピもありますが、これも私は甘みは必要ないと思う派なのでしょうゆと酒のみ使用します。


マグロは肩まで漬けておきたい。かといって後になって使い道のないしょうゆをタップリ使うのも無駄が多くて芸のない話だ。ジップロックなんかに入れて空気を抜けばそれでいいのですが、タッパなんかの器を使うときにはキッチンペーパーで覆っておけばオッケ。


その上をラップでぴったり覆っておきます。
 この日は午後遅くなってから仕込んだのでしょうゆと酒を3:1くらいの割合にしましたが、半日以上漬けておける場合は2:1くらいでいいと思います。

食べる直前に刺身にスライス。
 ああ。。。美しい。


チョッピリわさびをのせていただきます。
 ウン、オイシイ!!満足だ。
アメリカのマグロがどの程度おいしいかということになると、日本ではこれよりウマイマグロもマズイマグロも食べたことがある、というのが精一杯です。しかし食べてガッカリするレベルでは決してないと思います。


マグロに鍋に日本酒。
 春鹿酒造に見学に言ってもらってきた利き猪口。


 主にわさびを練るのに使っています。
ちょっとこの白壁蔵っていう日本酒、タカラ酒造だと思って馬鹿にしてたけど悪くないわ。冷蔵庫で冷やして売ってあったからかなー。
日本で飲む日本酒がおいしいのは、日本酒そのものの質もあるけどクール便&冷蔵庫でキッチリ温度管理されてるというのも大きな理由です。日本酒って温度とか直射日光とかでかなり劣化するからね。めったに食べられないマグロの刺身&ウマイ日本酒で大満足でしたーー!



人気ブログランキングへ 刺身に日本酒、イイね!と思っちゃったらクリックしてって!


 そしてこのレシピいいじゃん!と思ったらこっちもクリックお願いします。