妖精とゆびぬきとポテトチップス
追記:後日、このミステリーの謎が解き明かされました。。→謎はとけた:衝撃の事実が明らかに
子供のころに読んだ本に、ドイツの家には小さな妖精が住んでいるとあった。妖精は破れた靴を縫い直したり、切れなくなったナイフを研いでくれたりするそうな。で、家の人がそのお礼にゆびぬきにビールを入れて置いてあげると、妖精は喜んでまたいいことをしてくれるんだけど、お礼をあげないとミルクを腐らせたり赤ちゃんを夜泣きさせたりするようになるんだって。ホホー、とか思った私は母にゆびぬきを見せてもらって何だこりゃと思った。だってゆびぬきってこんな感じじゃない?
これでどうやってビールとか飲むんだ?とか疑問だったけど、ドイツに行って買ったパンツのすそ上げするのにお義母さんから裁縫箱を借りたときにわかった。短足も役に立つね!
なるほど!これならビールも飲めるね!
使うときはこんな風にするよ。でかいおにぎり作りそうな手だね。運命線がハッキリしないこととかは気にしているので指摘しないでください。
で、何でこんなことを言ってるかというと、ウチに妖精が出るらしいからだよ!ゆびぬきにビールを入れてその辺に置いておかないと妖精さんに悪さをされちゃうからね。
ほら、腹を空かせた妖精さんがポテトチップスの袋を食い破って行ったよ。
…っていうかアタシもうダメ!もうこれ以上欺瞞を続けられない!ウワァァン!
ウチにねずみが出ているみたいです。
ネズミは環境が変わると警戒したりするらしいからできるだけ現状維持で猫いらずを仕掛ける。前回はこのコーヒーテーブルの上のポテチを食われたので、やつらの足取りがわかるよう、テーブルのすべての脚に毒薬を設置。そしてポテチの袋の中にはひっつく系の罠。まさに殲滅の意気込み。
しかしキッチンに被害はまったくないし、家具も動かして家中の壁、床、隙間を全部チェックしたけどネズミが出入りしてそうな穴なんかひとつも無いんだよなー。おかしいなー。