鶏がらスープ

売ってるスープの素とかコンソメとかは便利だけど、たまには滋養あふれるおいしい本物のスープストックをいただきたいこともある。これまで牛テールのスープ丸鶏のスープ塩豚のスープと骨のついた部位の肉のかたまりから作るスープのレシピを載せてきましたけど、これはやっぱりゴチソウ上等スープだよね。なので今日はもうちょっと手軽な材料で簡単に取る鶏がらスープをご紹介。他の料理を作りながら片手間に作ってください。
 骨付き鶏モモ肉から取った骨と皮で作りまーす。


うちの近所のスーパーでは鶏モモ肉は骨と皮が付いてるのしか売ってないのです。肉だけ使いたいときには自分で骨と皮を取ることになるんだけど、アタシはこれをジップロックに入れて冷凍しておきます。たまったらやりますか。
 解凍!


 アレ?これだけなんか違うけど。


 これは鶏を丸ごと買うと中に入ってる首の骨です(参照→ 丸鶏のスープ)。これは包丁でよく叩かないと味が出ないと辰巳芳子先生がおっしゃってるのでアタシも包丁で叩いてから使っています。


 重ための包丁の根元のほうを使って叩く!


 叩く!


 叩く!


 叩くのです!


首の骨は柔らかいのでわりとすぐにできちゃうけど、叩いている間は危ないので左手はまな板の上におかないほうがいいかとは思います。


 骨と皮を全部ボールに入れてお湯を回しかけて軽く湯引き。そのあと水で洗います。私は鶏皮も使っちゃいます。油も出るけど味も出るしね。


 サンドイッチ用くらいの大きさのジップロックがふたつ分の骨と皮なら水は2リットルくらい。塩をスプーンに軽く一杯、粒胡椒5,6粒とダシ昆布を少し(私は4センチ角くらいの大きさの昆布を3,4枚入れます)入れて強火にかけます。昆布が入ると鶏臭さが軽くなって味もよくなるように思いますがこれはまあお好みで。手元にハンパなものがあったらネギなんかの香味野菜やしょうがを入れてもいいです。

 沸騰したらかなりアクが浮いてくるので全部すくい取ってください。昆布もこのあたりで取り出します。


 あとは火を弱めてフタをして1時間くらい待つだけ。


 味見をしてまあこんなもんかな、と思ったら熱いうちにペーパータオルで漉してください。


これは丸鶏のスープなんかとくらべると全然力不足ですが、毎日のカレーとかシチューとかには充分だったりします。昆布や干ししいたけのダシとまぜて鍋物とか汁物に使ってもオイシイです。別にわざわざ作るほどのものでもないけどたいした手間でも無いし、売ってるスープの素とかと比べればなかなかのスープだし、なにより生き物をいただくのだから最後まで無駄なくいただくのが肉食人としてのアタシの信条なのです。


 今回アタシは煮しめに使用しました。さといもうまい。





☆アストリアのご近所さんに☆
 日系スーパーでは高額商品のさといもですが、アストリア30Ave.駅近くのスーパー、Trade Fairにはフツーに売ってます。24時間営業のこの店舗はインド系・イスラム系食材が豊富ですが、インド料理にさといもってよく使われるんですって。このお店はきれいな大根や白菜も置いてあることが多いですよー。



人気ブログランキングへ アタシはこんなふうに材料からスープやダシをとるのもスキだけど、売ってるダシの素とかコンソメとかも平気で使います。売り物だって誰かが頑張って開発して売ってるものなんだから適時利用させてもらいましょうよ、にご同感いただける方はクリック!


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