ザワークラウトとソーセージとハム 2/2

「ドイツの食事はマズイ」とハッキリ言う人がいますね。隣国イタリアやフランスやベルギーと比べると地味ではありますが、私はドイツに行くたびに毎日普通に食べるものがおいしくってムッチリ太って帰ってきますョ。あとビールさすがにウマイ。というか、私は旅行して食事が口に合わなくて不満足だったという経験がなく、ドコにいっても「うまー!!ここでしか食べられないんだからガッツリ食べちゃうわよー!」というかんじです。いつか、行った人がクチをそろえてマズかったと言う国イギリスに行ってみたいと思います。

焼きハム+焼きソーセージ+ザワークラウドのじゃがいも添えの作り方です。材料は前回をご参照ください。
大きくてある程度の深さのあるフライパンもしくは中華なべのご使用をお勧めします。お持ちじゃない方は、フライパンで焼いてから蒸焼きの段階で深さと大きさのある煮込み鍋などに移すといいと思います。

1)まず厚手のフライパンにバターを溶かし中火でソーセージを焼きます。ちょっと時間がかかりますが、自然と皮がプチンと破れてくるくらいまでよく焼くのがコツです。途中フライパンを揺らしてソーセージを転がしながら焼いてください。太さにもよるけど10分くらいかかるかなー。
もう少し、ってところですな。

2)その間にたまねぎを薄切りにしてハムのかたまりも切ります。ハムは1センチ以上の厚さは欲しいところですが大きさにもよりますね。だだっ広く大きいよりは小さくても厚いほうがオイシイので、かたまりの形によっては最初にふたつに切ってしまうってのもアリかと思います。人数分に切り分けてください。味見用にもう一枚余分に切るとかはお任せします。

3)ソーセージがよく焼けたら皿に取り出し、引き続き同じフライパンでハムを焼きます。

「どうせザワークラウトと一緒に蒸焼きにするんだからわざわざ事前に焼いておくとこもあるまい、鉄人道場もカレーの肉は焼いても焼かなくてもおんなじだと言っておられることだし」と、ハムとソーセージを焼く作業を割愛して作ったことがありますが、全体的に風味が足りなく、肉類は茹でたようなぐんにゃりした姿の残念な結果に終わってしまいました。バターでじっくり焼きを入れるというのはけっこう出来上がりにディープインパクトを与えるようなのでここは歌でも歌いながらやってください。
 今日のアタシの鼻歌1 ♪冗談じゃなくてーキミほんとアメージーング♪(B'z熱いまださめやらず)

4)この間にザワークラウトの缶を開けます。
 ミッチリ入ってます。

コレをザルにあけて1、2度水で洗い、ギュッと水気を絞っておきます。コレでかなりスッパさが軽減されます。

水を吸うとスゴイ量に見えますがご心配なく。たぶんアッサリ食べられます。

5)ハムがいい感じに焼けたら皿に取り出し、同じフライパンにバターを足してたまねぎをいためます。
 今日のアタシの鼻歌2 ♪イラナイ♪ナニモ♪(B'z熱まだまださめやらず)

ドテラの妹(とたぶん多くのドイツの人)はこの料理にたまねぎを使わず大量のバターを使用して風味をつけ、酸味を和らげます。それはそれでオイシイのですが6人分に300グラムは使ったバターの量にさすがのアタシも「ヤバイ!コレに慣れてしまってこうでないとオイシくないとかいう風になったらきっと早死にする!」と思い、たまねぎを使うことを考えました。よく炒めたたまねぎでうまみと甘みが加わることになり、レシピに定着しました。

6)たまねぎをよく炒めたら、そこに水気を絞ったザワークラウトをいれて炒めます。

7)(お持ちのフライパンの大きさが十分でない方は、ここで炒めたザワークラウトを大き目の煮込み鍋に移します。)ローリエの葉、キャラウェイ、ワイン2カップを加え、全体がひたひたになる程度に水を加えます。塩、胡椒して味見をします。ハムとソーセージに塩気もあるし煮詰まるので味は薄めに。
 今日のアタシの鼻歌3 ♪果てないー思いをー♪(鼻歌どころか熱唱)

8)フツフツいってきたら皿に取っておいたハムとソーセージをザワークラウトにうずめるようにしていれ、火を強めの弱火程度まで弱めてフタをちょっとずらして蒸焼きにします。この間にじゃがいもをこふき芋にしておきましょう。
 砂風呂的な景観。

9)30-40分ほど蒸すとちょうど水分がほとんどなく、いい感じに軽い焼き色がついている、と言う風になると思います。コレで出来上がりー♪ マスタードをつけながらお召し上がりください。

ドテラ 「おいしーい!!むしゃむしゃ」
ゆう 「郷愁?」
ドテラ 「うーん、どっちかといえば函館の朝ごはんの銀ダラが懐かしい」
ゆう 「銀ダラ…おいしかったね…(とたんにソーセージが味気なくなる)」
ドテラ 「あとママの豚汁としじみの味噌汁とホタテのバター焼きとカンパチの刺身と」
ゆう 「もうやめてー!」

使うハムとソーセージの味に出来上がりを大きく左右されますが、肉類の味をうまく吸いつつサッパリしたザワークラウト、ハム・ソーセージの肉類、じゃがいもの組み合わせが「なるほど、これが!」とうなずけるのものに出来上がると思います。

ザワークラウトを水で洗って絞ることとたまねぎを使うことで酸味が軽くなり、日本人にも食べやすく出来上がると思いますが、それでもまだスッパイ(もしくはスッパく出来るのが心配)と言う方はたまねぎの量を増やすか、りんごを細切りに刻んで加えるとさらにマイルドになります。

けっこう日持ちもするし、作った次の日のほうが味がなじんでおいしかったりするので多忙が予想される日やお客様が来る日の前日に作っておくと便利です。ビールか白ワインはマストですな。私はアルザスのリースリングと一緒にいただくのが好きです。お試しください。

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