ドイツ名物カスラー☆スモーク豚の蒸焼き

年末のドイツ見聞記が続きますが、今回はドイツ料理のレシピbyドテラ妹をご紹介!
豚ハムのかたまりをオーブンで蒸焼きにしてザワークラウトとジャガイモを添えていただく、いかにもドイツすぎるお料理、カスラーです。


ドテラ妹はドイツ人には珍しくお料理がとっても上手で、今回は私のリクエストでカスラーを作ってくれる用意をして来てくれました。

ドテラ妹 「ゆうがカスラーカスラー言うから店で一番デカイの買ってきたぞ!残すなよ!」
 うわーーーー巨大。ハムヒェン見た後だったらそんなこと言わなかったのに。まあみんなよく食うから残さないとは思うけど。


冒頭でハムを使うと書きましたが、正しくはカスラー用に用意された豚肉がありそれを使います。
スパイスや塩、砂糖で調合した塩水に漬けてから軽くスモークするもののようで、残念ながら日本やアメリカではカスラー用の肉を手に入れることは困難です。ドイツ系のよい肉屋とかならあるかもしれませんがおそらく高価でしょう。
アメリカでなら燻製の軽い生めのハムのかたまりなんかを使うとそれっぽいものができるかもしれません。代用としてCanadian peameal baconを使うといいというレシピもありました。

やっぱり高いや・・・Stiglmeierでカスラー用ポークチョップ4切れで10ドル以上もするわ。しかもこの店、送料もけっこうするんだよな。


ドイツ外ではなかなか作れなさそうなカスラーなのでドイツに来たならぜひ食べておきましょう。

作り方

厚手でそのままオーブンに入れられる鍋を強火で熱して油を引き、カスラー肉の塊の全面にガッチリと焼き色をつけます。

 この際ですからせきこむほどの煙を立ち上げましょう。


そこに皮をむいてザックリと切ったエシャロットを加え、白ワインをそそぎます。地獄のように沸き立ちアツアツの蒸気が上がるのでやけどに注意。エシャロットでなくたまねぎでもオッケです。

 白ワインは肉の1/3くらいの高さくらい入れたかなあ。


これをオーブンに入れ、120度ほどの低温で4時間ほど蒸焼きにしました。焼き時間は肉の大きさにもよりますが、低温で長時間が基本だそうな。30分ごとに肉をひっくり返します。


この写真で1時間後くらい。
白ワインの透き通った色だったのが煮詰まって濃い茶色になってます。すでにおいしいにおいが部屋中に漂って食欲倍増。


そしてこの間にザワークラウトとじゃがいもも用意しておきましょうか。
小さなじゃがいもは皮ごとゆでて、ザワークラウトはバターと水でぐつぐつ。けっこうバター使うなあ。
ドテラ妹 「バター多い?そう?(キョトン)」←ジャーマンクオリティ。

ドイツの人は一般に日本人よりも食べる量が多く、油脂の摂取も多いのですが日常運動強度が全然違うようで、アメリカみたいな肥満大国ではまったくありません。よく散歩をするのですがドイツ人のお散歩は日本でなら遠足というべき距離と歩行時間で、途中でどこまで行くやら不安になるレベルです。


さて時間になったらオーブンから出して切り分けましょうか。
 なんじゃこりゃーーーー!


塩漬けの肉のはずなのになんでこんなにシットリふかふか&ジューシーなの???
 
ドテラ妹 「それは低温で長時間蒸焼きするからだよ」


いただきまーす!
まずいわけがない!まずいわけがなかろうとも!
カスラーの肉は塩漬けといってもごく軽い塩のようで、むしゃむしゃたべても全然ショッパイなどということもなく、もちろん固くもなく、豚肉の味がシッカリ&肉がシットリしていてもう陶然。。。ザワークラウトのさっぱりした酸味とさすがにおいしいドイツのじゃがいもの甘さとが最高によく合っていてもう言葉にできない。


ドテラ妹 「オイシー(日本語)!」
ドテラ妹のご主人 「オイシーは普段でもよく言うよね」
ドテラ妹 「函館でゆうのパパに習った。」


大満足のディナーですが、ドイツのディナーはデザートなしには終わりません。次回、ドテラお母さんの作る簡単すぎるのにおいしいデザートレシピを更新します。お楽しみにー♪



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