31日でもダイジョウブ!シャケ昆布巻き

私って時差ボケの疲れが数日後に現れるタイプで、旅行直後はすごく早起きしてなんかいろいろやってしまったりするの。早朝にキムチ漬けたりとかドライフルーツをラム酒に漬けたりとか「なんかそんなこと今しなくていいのに・・ていうか他にやった方がいいことあるでしょうに」みたいな。そしてクリスマスにドテラと一緒においしい鴨胸肉ローストwith赤ワインとプラムのソースとかブラックベリーのソルベとか作って食べた次の日当たりからガツンと疲れて寝続けちゃったの。。。
いいわけばっかりですがネットリと甘く煮た昆布で巻いた柔らかシットリサーモンの昆布巻きでも煮つつ年越しだ。


誰に頼まれてやってることでもないから謝ることでもないんだけど、思ったようにブログを更新できなかったことについてドイツから帰って来た直後のやる気にあふれた自分に謝りたい。
「今年はクリスマスのディナーにピッタリな鴨とかソルベとかをめっちゃタイムリーに更新して、続いてキントンとか昆布巻きとかお煮しめさんとかのおせちレシピを連日更新、そして記憶が熱いうちにドイツのいろいろとかも怒涛の速攻アップしちゃうゾ☆」とかいう気持ちだった自分よ、ゴメン。そして今年元旦に「2011年は30パウンドやせてみせる」と固く決意していた自分にもあやまる。ゴメン。ゴメン。ほんとゴメン。


さあ最悪のメンタルコンディションで取り組みます!


31日でも遅くない!シャケ昆布巻き:材料
昆布
生シャケ
かんぴょう

砂糖
しょうゆ

材料の量は作り方の中で説明しながらご紹介します。


作り方
おせちの中でも自分で作るなら一番時間がかかっちゃうのが昆布巻きじゃないでしょうか。
黒豆だって味を染ませながら二日かけて煮ればよりおいしいけど、最悪31日の朝に水に浸けて夕方から夜にかけて紅白でも見ながら2時間くらい煮れば元旦にはまあまあおいしく食べられちゃうもんね。

でも昆布巻きはちゃんとニシンを使うレシピで作るとなると、前日には無理だ。圧力鍋があれば短時間で煮ることは可能かも知れないけどニシンて急いで戻すことができないし・・・とか考えてたときに、アメリカでも手に入りやすいシャケを巻いちゃったらどうだろうと思って数年前に試してみたところ悪くなかったんです。

時間があるけどニシンとかが手に入りにくい在外日本人のみなさまと、昆布巻き作りたいけどもう大晦日・・・!というアナタに、生シャケを使って速攻できちゃう昆布巻きレシピです。


1)昆布は水に浸けて柔らかくします。

 昆布だけじゃなくいろいろ一緒に戻してダシを取っています。しいたけはお煮しめさんに使います。


2)かんぴょうは軽く洗ってから塩もみして、塩を流してから水に5分ほど浸けておきます。
あまり日系スーパーとかで買い物したくないんだけど、昆布巻き作るならかんぴょうだけは必要かも。いろいろ試行錯誤しましたがかんぴょうを使うことの代替になるよいアイディアは浮かびませんでした。


ご参考までにこれまでの試行錯誤は以下です。
楊枝で留めて煮る→結果:楊枝では支えきれず広がってドバーン
煮切れしにくそうな青物で結ぶ→結果:切れて広がってドバーン
ヤケになってタコ糸で結ぶ→結果:成功!ほどけなかったョ♪正月の卓上に出すには言語道断のみったくなさに煮上がりました!

もう少しで紅白もしくは金銀の細リボンで結びそうになったところで「もう降参しよう」との素直な自分の心の声が聞こえました。もうそれだけで祝福したい。


3)生シャケは厚めの切り身に切ります。
 


4)それを縦に長く切って、戻した昆布で巻いていきます。私は厚手の昆布でなく、早煮昆布を使いましたがお好きなものもしくは手元にあるものを使っていいのではないかと。
どのくらい厚く巻くかもお好み&材料の量とかの都合で決めてください。


5)昆布を巻いたら戻して水気を絞ったかんぴょうで結びます。
 かんぴょうは切らずに長いまま結んでいった方がラクです。

 長い昆布の巻物のちょうどいいあたりを数箇所かんぴょうで結びます。正月なんだからかんぴょうの結び目くらいはバンザイになるようにしましょうか。


6)私はほうろうの四角いバットに並べて、そのまま火にかけて煮ちゃいます。
 全体が浸るくらいの水を入れ、その1-2割くらいの量の酒を入れて火にかけます。

ほうろうのバットは直火にかけて大丈夫と辰巳芳子先生がおっしゃっていたので大丈夫でしょう。ただ、薄手なので火の拡散が悪く、直接火に当たる中心部分が煮えすぎたりするので途中で昆布の位置を代えたりなどしたほうがいいと思います。

万一まんなかの昆布が煮えすぎて底にひっついちゃったりしたら焦っていじったりせず、コンロの上でバットをビミョーにずらして火のあたる部分をかえつつ煮上げてそのままさましたほうがいいと思います。冷めるとあんがい素直に底から取れたりします。


7)紙ブタをして弱火で煮ます。キッチンのペーパータオルで充分だ。
コトコトしないくらいの弱火。

中身はシャケなので火が通るのはすぐなので、昆布が好みの柔らかさになるまで煮ましょう。途中、水分が足りなくなると思うので常にヒタヒタくらいの加減でいるように随時水を差してください。早煮昆布だと40分くらいかかりました。


8)昆布が柔らかくなったら砂糖を加えます。薄味でアッサリ煮るのもマッタリ甘くしちゃうのもスキに料理しちゃってください。砂糖を入れたら10分ほどそのまま煮て、しょうゆをサラッとまわしかけて火を止めます。
昆布巻きは塩気よりも甘みの一品なので、しょうゆは控えめに使ったくらいがちょうどいいと思います。

 このくらいの量を作るのに、私は今回砂糖をおおさじ2、しょうゆをおおさじ1.5くらい使いました。あっさりだけど甘口って感じでしょうか。


9)紙ブタをしたまま室温でゆっくり冷まします。(←コレを書いてる今現在ココ)
 


さめたらその上からラップをして冷蔵庫に入れます。バットで煮るとそのまま保存もできるところがありがたいわ。食べる前にかんぴょうがまんなかになるように切っていただきましょう。ここ数年作ってるけどなかなかおいしいです。私個人の感想ですが、ニシンよりも柔らかく出来上がるしシャケ味も昆布とうまくあっているようで気に入っています。



ドテラ家の今年のおせち
他人の冷蔵庫の中とか見るの大好きな人ー!今年のウチのお正月メニュー大公開デース!ちなみに去年はこんなありさまでした♪


お雑煮 (いりこと昆布中心にダシを取り、しょうゆを強めに味を漬けた汁で軽く焼き付けた鶏モモ肉を入れてサッと煮る函館実家レシピです。ほんとうはナルトと三つ葉がほしいところです。餅はホームベーカリーで搗くのでそれなりにオイシイです。)

昆布巻き
黒豆
栗きんとん 
お煮しめ (ウチはおでんのレシピのときに紹介した鶏団子で煮しめにします。鶏モモ肉などよりも煮返したり冷めたりしてもおいしくて固くなったりせずいい感じです。)
炒めなます (辰巳芳子先生のレシピ)
厚焼き玉子 (辰巳芳子先生のレシピ、心臓焼きの異名あり)
エビ薄煮
ドテラ大好き☆煮ブタ&半熟煮卵
ドテラ大好き☆味噌漬け牛タタキ
ドテラ大好き☆シメサバ


もう日本では大晦日ですね。今年一年ありがとうございました。みなさま、よい年越しと新年をお迎えください。


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