ナスとリコッタのラザニア

アメリカって日本よりも職場の人やお友達をお家に招いてお食事する機会が多いですが、食事がおいしければイイってモノではないんだとよ。奥さんがキッチンから出てこないとか、せわしなく動き回っておしゃべりできなかったりするとこっちの文化としてはダメなおもてなしってことになるんですって。なので事前に用意ができて、オーブンで焼くだけでアツアツをお出しできて、遅く来た人にもおいしく食べてもらえて、片手にお皿&もう片手にフォークの手軽さで食べられるラザニアはモッテコイのお料理です。


しかしラザニアってミートソースとかベシャメルソースとかけっこう手がかかります。毎回1からはじめるとなるとやる気にもなれないわ。。。このまえ肉1キロ野菜3キロ使ってミートソースを作るレシピを上げておきましたが、たくさん作って冷凍しておいたこの子達が即戦力なのです。

 出動(解凍)!



そしてアタシはラザニアにはベシャメルソースでなく、リコッタチーズを使ったソースを使います。とっても簡単なのおいしくて、ベシャメルより軽い出来上がりになります。
 アッサリしてるのにクリーミーなフレッシュチーズのリコッタ。日本でも最近では売ってるんじゃないかなー。カッテージチーズに似てますが、よりまろやかでおいしいのでできれば代用しないでリコッタを探して欲しいところです。アメリカとかヨーロッパならたぶんどこのスーパーなんかでも売ってます。


どのくらいの大きさのラザニアを作るかにもよるけど、1クオート(だいたい1リットル)のリコッタチーズにたまごを1-2個使用します。

ボウルにリコッタチーズ、たまご、塩、胡椒、好みのハーブ(オレガノ、バジル、パセリ、マジョラムなど)を適当に加えて泡だて器で混ぜます。
 ハイコレでよし。こんな風に、ミートソースとホワイトソースにほとんど手間をかけないで作れないとラザニアはしんどいよね正直。


アタシはナスが好きなので必ず使いますが、まあコレはお好みで。アメリカにお住まいの方は、デカイ米ナスではなくて濃紫で小ぶりのイタリアン・エッグプラントもしくは大きくて丸いシシリアン・エッグプラントを使った方がおいしいと思います。
 なんとイタリアナスが6本入って89セント!アストリア30Ave.の駅近くの八百屋さんでは夕方から夜にかけてこんな叩き売りしてることがあるよー。


適当にスライスして塩水に漬けてアクをとってー


フキンでキッチリ水気をふき取ってから多めの油で焼き付けてー


キレイに焼き目が付くくらい焼いちゃいます。
 この時点でしょうゆをかけて食べてしまいたいがガマン。なすの準備は前日にやっちゃってもいいです。


それではいよいよラザニア用のパスタをゆでてー
 ゆでたパスタはほっとくとひっつきあうし、無理に取ろうとすると破けちゃったりするのでゆでたら速攻で油をまぶすのがいいかと。大きめのボウルのかなでやっちゃえば簡単。

ラザニアのパスタをゆでずに板のまま使うレシピもあるけど、そうするとソースの水分をパスタが吸ってしまい、カッチリした感じにできあがるようです。私は柔らかめのできあがりがスキなのでやっぱりゆでちゃいます。ゆでなくても使えるラザニアパスタも売ってるけど、あれは薄めにできていて食べ応えがイマイチ物足りない感じでした。その辺が気にならなければどうぞー。


焼き方に軽く油かバターを塗って、まず底にミートソースを敷いたらどんどん材料を層に重ねていきます。

重ねる順番は適当だけど、ミートソース・パスタ・リコッタ・ミートソース・パスタ・リコッタ・・・の層にするのがいいかなー。ナスが余ったり足りなかったりとかの都合も生じてくることだし、一番上がミートソースになるようにだけ気をつければ適当でいいでしょう。


で、もしピザ用チーズやパルメザンチーズなんかがあればパン粉と一緒に一番上にかけて準備オッケ!お客さんが来るまでこのまま待機させておいて、食事の直前に180度(華氏で360度くらい)のオーブンで30分くらい、表面にいい感じの焼き色がつくまで焼いてできあがりー!

 イヤ自分で言うのもアレだけど、ホントおいしく出来上がります。たぶん誰が作ってもドまずいことにはならないはず。


ラザニアで一番大事なのは段取りじゃないかと思います。日本のちらし寿司とかも、かんぴょうだのしいたけだのの含め煮を当日に1から作ったりせずに前日までに準備しておくでしょうけど、そんな感じ。段取りを上手に取れるようになれば毎日のお料理もイベントの日のお料理もずっと楽になるよ!ってことでした。



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