肉屋に文化差を感じてみよう

グーラッシュや正月の牛タタキを作るときにはスーパーからではなくちょっといい肉屋に行って牛肉を買ってきたりしますが、今日は見るたびに「ああ、アタシ外国に暮らしているんだわァ・・・」と肉食文化圏を出身としていない者にいくぶんのカルチャーショックと軽い疎外感を感じさせるその肉屋さんをチラッとご紹介します。ことわっておきますがグロ注意です。センシティブな方はお気をつけて。
 アラ?あのぶら下がっているのはもしかしてまさかまさか・・・。



(グロ写真掲載のため配慮の空白)







 ハイ予想通り!子豚に子羊まるごとぶらさがり!
さすがの私もはじめてみたときには二度見どころかフリーズしてしまったけど。

敗北の屈辱と悲哀を感じさせてはならないと運動会ですら手を繋いでみんなでゴール!というような教育論がまじめに交わされる子供の心ヘビープロテクション国家ジャパンの子供たちなら泣き出しかねないですね。


 吊り下げられこぶたちゃん。ブヒブヒ。


震えるこども 「でもいいこぶたさんでクモのシャーロットちゃんとかのお友達がいれば殺されないんだよね!食べられないんだよね!」

ゆうおねえさん 「アーハッハッハ!そうだねー、君たちがこれまで食べてきたトンカツとかハンバーグとかミートソースになっちゃったぶたさんたちにはシャーロットちゃんはいなかったんだねー。」

過保護保護者 「こんなものを無理やり見せてなんの意味があるのですか!子供を残酷から守れ!」

ゆうおねえさん 「生き物を食べてることになんの違和感も反省もないまま大人になったアンタもよく見ておいたほうがいいね。ひづめとか歯とか眼球とかよく見なさい!」


と、脳内で守られすぎ惰弱精神チルドレンとその保護者を引き連れて現実開眼ツアーを敢行して楽しんでしまうアタシですが、こうして客観的に書いてみると精神に問題があるのはむしろアタシの方かも知れない?


 こちらはこひつじちゃん。このへんはギリシャ人家庭がおおいのでラム肉は人気の食材なんですね。


こひつじちゃん 「口笛はなぜー遠くまで聞こえるのー♪(物悲しく)」

ゆう 「ユキちゃんは乳の出が悪いときにはハイジとペーターが探したなんだか特別な草を食べて復調しなんとかつぶされずに済んだんだよね」

こひつじちゃん 「皮をむかれてぶら下がってるアタイにそういうこと言うか。。。そういえばおじいさんはホントは傭兵上がりで強いらしいよ」

ゆう 「スイスは永世中立国=同盟国なしなのでイザというときには自国軍だけで軍事解決できるよう国民総軍人の軍事強国だもんね。。。永世中立国は日本のように非武装の平和主義国だといった小中学校の社会科の先生たちはウソツキというよりは勉強してないアホだったと思って許してやるのが大人な態度かもね」


クリスマスにはこれを一頭買って解体してもらってるおばさんとかがいますが、まるごとそのままの姿の子羊が解体されるところからおいしく料理されていくのを自分の目で見たうえでご馳走を楽しむという経験を子供にはさせたいと思うのです。
自分自身は釣堀で釣ったフナだか鯉だかが目の前で料理されたのを見て大泣き&おいしく完食した子供ではありましたが、なにも矛盾するところはないと判断します。そして長じてから屠殺の映像を見てショックを受けても菜食主義に転向するほどヤワでもなかったdeath。


これはアストリア30AveにあるInternational Meat Marketという肉屋で、とても清潔で品揃えが豊富でスタッフさんもキビキビしているステキなお店です。お近くでしたらぜひおすすめします。



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