母と英語

母がNPOらしい団体が運営してる無料の英会話教室で英語を習い始めた。そしてすぐ辞めた。その顛末はこうだ。

母 「まずね、自分が誰か有名人になって、その人になったつもりでインタビューに答える、っていう会話の練習をしたの」
ゆう 「ほう」
母 「でアタシ中島みゆきになるつもりでいたのよ」

 血のように赤い服で〜アナタに会いにゆくよ〜♪


ゆう 「ブハッ!またどうして・・・」

母 「What is your name?って聞かれたら、My name is Miyuki Nakajimaって答える、って言う感じの練習なの。中島みゆきなら北海道出身だし歌手だから、Where are you from? とか What do you do?とかの質問にも答えやすいと思ってさ」


英会話の練習なんだからそういう答えは真実じゃなくても適当に言えばいいじゃん。たしかに知らないことをデッチあげて言うよりは知ってることを言うほうがスラリと行くのはわかるけど。しかし松山千春も北海道出身の歌手だしジェロはピッツバーグ出身の黒人演歌歌手だし川口悠子は日本出身のフィギュアスケーターだしプルシェンコはセックス・ボムでカワイすぎるのに中島みゆきか。

 そのパンツに20ドル札をねじ込みたい!場違い上等な出血大サービスぶり。


ゆう 「うん、それで?」

母 「そしたらママの順番が来る前にもう何人もの人がI am Miyuki Nakajima って言うのよ!」

ゆう 「えぇ!それは想定外!」

母 「アタシは最初っから中島みゆきで行くつもりだったのに、なんだか前の人の真似してるみたいでしょ!それに何人もの人が中島みゆきになったとしても、先生が微妙に違う質問をしてくれたりすれば練習にもなるのに、おんなじことの繰り返しでちっとも勉強になった気がしやしないわ」

ゆう 「初級英語のクラスってできることがそう多くないからしょうがないような・・でも先生も少し授業内容を改良してもいいかもね。」

母 「そうでしょ?だから辞めた。」


つっこみどころはいろいろあったが自粛。


なりきり有名人では中島みゆきと北島三郎が一番人気だったそうだ。時事性よりも地域性のほうが色濃い函館にあるとある英会話教室、いろんな意味でちょっとオモシロそうだけど、母が続かないのもスッゲわかるかんじ。でも無料でやってる英会話教室としては頑張ってるほうじゃないかなー。そして父は一回コッキリ行ったきりでとっくに脱落してましたよ、と。


蛇足ですが日本で英語の勉強するならNHKのラジオ番組がスゴクイイです。私はマーシャ・クラッカワー先生杉田敏先生の番組のヘビーリスナーでした。コツは録音せず最大の集中力で聞くことなり。


人気ブログランキングへ 「私の名前はジャック・バウアー。悪のテロリストと戦うのが仕事です。」と言ってみたいアタシにクリックプリーズ!どうなる最終回!(今現在シーズン2をDVDで追いかけてる周回遅れのアタシが最終回に追いつくには寝ないで見続けねばならないが普通の社会人なのでそうも許されない状況。アアン!)