20分で夕ご飯・チキンのトマト煮パスタ

私は基本的にお料理は一回ごとに作らず、たくさんつくって作りまわしたり冷凍したり温めなおしたりする”アンチ20分で夕ご飯党”に属しているのですが、それでも20分でできてしまう料理もあるんだからしかたない。
 鶏モモ肉を焼き付けてからトマトでさっと煮たところにゆでたパスタを絡ませる、一皿完結の夕飯のときもあるのさ。


材料(4人分)
鶏モモ肉 皮付き・大きめ4枚(小さかったらもっと使ってください)
オリーブオイル おおさじ1
トマト 二個
たまねぎ 大1/2個
にんにく ひとかけ
ワイン 50cc
塩、こしょう
パスタ 適量


作り方
1)まずはパスタをゆでるためのお湯をわかすため、鍋に水を張って火にかけましょう。


2)鶏肉は切らずに一枚のまま使います。軽く塩こしょうしてフライパンを中火で熱し、オイルをひいて鶏を皮を下にして焼き始めます。
 あまり触らず焼き付ける感じで。

骨はあってもなくてもいいです。骨付きの方が火が通るのに時間がかかりますが(それでも全体で30分はかからないかな)、おいしく出来上がります。カロリーやコレステロールを制限している人は皮を取った方がいいでしょう。


3)この間にたまねぎとにんにくを薄切り、トマトをざく切りにします。鶏の皮目においしそうな焼き色がついたらひっくり返します。
 けっこう油がはねます。あつつつ。


4)お湯が沸いたら土俵入りくらいの量の塩を入れ、パスタ投入。麺系でもマカロニ系でもなんでもオッケです。

パスタゆでるときに塩を入れる理由は味付けの意味合いももちろんありますが、パスタに使用されているセモリナ小麦はグルテンを多く含んでいて、グルテンは塩、酸、高温で固まる性質があるんですって。塩を入れて沸点を上げ、塩分で表面を固めつつゆでるのでプリッと弾力のある茹で上がりになるというわけです。


5)鶏肉のもう片面にもおいしそうな焼き色がついたら、たまねぎ、にんにくをドサッとのせ、軽く塩こしょうを振ってワインをかけまわします。手元にあればローリエの葉を一枚入れましょう。また、鶏を焼く料理に使うワインは色彩的に白がいいんだけど、この料理はトマトも入ってどうせ赤くなるので赤でもいいです。

 そしたら中火のままフタをして5分くらい待ちます。この間に使った道具を洗ったりテーブルの用意をしたりするのです。


6)5分くらい経ったらたまねぎがけっこうシンナリしているはず。ざく切りのトマトを加え、ざっと全体を混ぜます。トマトは生トマトでなく缶でもトマトジュースでもいいです。量は適当。
そしてまたフタをして10分ほど待ちましょう。


7)鶏の鍋でいい感じにトマトがくずれてきているくらいのタイミングでパスタが茹で上がるとベストですね。
 これはちょっと目を離して放置時間が長くなってしまったときの写真ですが、これほどソースが煮崩れていなくてもけっこうです。


そしたらここにゆでたパスタを投入。


全体をざっと混ぜて、味見して塩こしょうで味を整えたらできあがり。
 パルメザンチーズやパセリ、バジル、オレガノのみじん切りなどお好きなものを振りかけるのもいいですね。


 ソースを吸ったパスタがまたうまい。加熱時間や材料の使用量は適当ですが、あまり手がかからず出来上がる料理であることは間違いないです。よければお試しください。



前回、沼に身投げした死人が泥の底でブロガーになったらこうもなろうかというような気持ちの悪い文章で「私心が折れてます」と公言しましたが、この夏に短い妊娠期間に続く繋留流産で受けた打撃より心身ともにほぼ回復いたしました。いつもは大好きなお料理にも食べることにも意欲がなくなって、ドテラが食わなきゃいけないときにはうつろな目つきで中島みゆきをくちずさみつつ台所に立ちこのようなやっつけ料理を作るばかりでしたが、先日すごく活きのいい魚を買ってセビッチェを作ってみたときに何かのスイッチが入ったような、やっと泥の淵から抜け出れたような感じがしました。

こんなアホブログですがブログ書いてると好きなお料理もただ作れるようになるだけでなく、どう作るか書けるようになることが目標になるので、探究心とかがかつてとはまた違うレベルに引きあがっておりましたが、趣味でもスポーツでも仕事でも、これまでの日常に打ち込んでいたものがあれば心身にダメージを受けたときにも手や体や習慣が日常に引き戻してくれるもののようです。ふざけた調子で書いていることが多いのですが、私の場合けっこうマジメにお料理ブログを書いてきたということが回復を早めてくれたように思います。コメントの書きにくいブログなので反響も計りにくいのですが、ページビューを見るとけっこう見にきてくださる方がいるようなのでひそかに励みにしています。見にきてくださる方に感謝しています。


ブラジル料理のお店で食べておいしかったセビッチェ、バターパ(知ってる人いますかー?すんごくおいしいの!!)パッションフルーツのムースの三種をおいしく再現できましたので、次回から三回に分けてブラジル料理レシピを掲載します!

 中南米のお刺身マリネ、セビッチェ。めっちゃ元気なヒラメで作りました!


 シーフードの付け合せや主食としてとてもおいしいバターパ。干しエビとナッツとココナツミルクのペースト・・・と聞いたらもう食べたくなっちゃうでしょう!


 パッションフルーツの香りと酸味のパンチが効いているのにクリーミーでフンワリな食感で昇天確実なムース。


 その後は、鴨肉でマジメに作ったタイ風パナンカレーのレシピも掲載予定。写真は全部撮ってあるので楽しみにおいでください。



過去レシピを一覧にしています。よければどうぞ。→材料別過去レシピ

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