モロッコ風のミントティーにウットリしよう

以前、エジプト料理のレストランに行ったことや、アラビアンカルチャーの一画を歩いた様子などを記事にアップしたことがありますが、中東のお料理にはとてもおいしくてヘルシーなものが多いですね。すぐ近所に中東、北アフリカ、アフガンなどのイスラム・ミドルイースタンなレストランが軒を連ねている通りがあるのでよく食べるようになりましたが、知れば知るほど好きになります。
 砂糖とミントを煮出してつくるモロッコ風のミントティーにウットリ&マッタリ。


 こちらはスタインウェイにあるモロッコ系ファストフードショップ、Little Morocco (2439 Steinway St. Astoria, NY 11103)です。ファストフードといいながら料理はキッチンでちゃんと作ったものをアツアツで出してくれるお店です。ドテラはこのお店のサンドイッチを買って来てランチに食べるのがお気に入りなのですが、お店で食べると出来立てアツアツをいただける&ステキなミントティーが飲めるのですよ。。。フフフフフ。


 ラマダンの期間(今年は8月1日から29日でした)だったせいか、卵やナツメを盛り合わせたお皿が突き出しみたいにすべての席に用意されていました。

 日没前だからまだ食事をする人はいませんね。


私は中東系のお店ではまずババ・ガヌーシュ(ナスのペースト)、フムス(ひよこまめのペースト)ファラフェル(ひよこまめのコロッケ)を頼んでしまうのですが、このお店ではその三種を一皿に盛り合わせたメニューがあります。
 うわー、ファラフェルがアツアツ。揚げたてハフハフ。

 ファラフェルには細かく刻んだパセリが入っている様子。鮮やかな緑が美しく、モクモクした食感と豆のほのかな甘さがすばらしい。これウマイ!

フムスはたぶん缶詰のひよこまめを使っているんではないかな〜・・・悪くないけどファラフェルほどにはおいしくないわ。ナスのペーストは果肉の食感が残っていて素直な味で、ドテラがえらく気に入っていました。私はもう少しなめらかでクミンなんかのスパイスが効いていて、皮を焦がしたときのスモーキーな香りがしているほうが好きだったりしますが、こういうふうにいろんなお店で食べてみるとレシピの個性とか好みとかがよくわかっておもしろいですね。日本で言えば友達の家で夕飯をご馳走になったときに肉じゃがが知ってる肉じゃがでなくて軽くビックリ、みたいな?


私が一番お勧めしたいのは実は冒頭の写真にあるミントティーです。
 きれいなポットでミントと砂糖を煮出し、濃くミントの香りと色を出したところでそのままテーブルに持ってきてくれます。このポット、ほんとにカワイイ。錫かなにかでできてるのかな?

モヒートの記事でも言及しましたが、ミントは清涼、解熱、発汗、健胃など、夏にありがたい薬効のあるハーブです。ほんとに不思議なのですが、アツアツを飲んでいるのに涼しくなって汗が引いていきます。そしてオイシイ。ほんとにすごくオイシイのです。

もうかなり涼しくなってしまいましたが、ご近所にお住まいならミントティーだけでも飲みに行って欲しいくらいおススメです。アルコール飲料がないし基本的にファストフード店的な構えなのでゆっくりしたディナーを食べるような雰囲気ではありませんが、タジンのメニューも豊富だし全体的に値段の安さと料理のおいしさを考えたら充分満足するレベルだと思います。よければ気軽な週末のランチにでもどうぞ〜。



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