初夏のドイツを旅行するなら外せない☆白アスパラ

春には花見用のビール、冬には冬限定のチョコを売り出す日本は季節感を楽しむことに関してはたぶん世界一だろうけど、ドイツでも季節のおいしいものを楽しむことにはわりと熱心な方かと思います。ドイツの5月限定ビールマイボックやルバーブのケーキ、秋にはきのこソースのポークやタマネギのパイのうまかったことよ、今思い出してもノドが鳴ります。ゴギュゴギュゴギュ。

 数週間前にいただいたのをなかなかアップできなかったので季節的には乗り遅れですが、ドイツの季節限定うまいものの筆頭・ホワイトアスパラガスちゃんをドイツ風にお料理した様子をお見せしまーす!

5月、6月のドイツを旅行したことある人ならお分かりでしょうが、この時期ドイツではどこのレストランでも季節のメニューとしてアスパラが載っています。ドテラはグリーンアスパラが好きだけど、ドイツで人気なのはどちらかというとホワイトアスパラで、大抵はバターソースかオランデーズソースをかけてハムを添えて食べるようです。

ホワイトとグリーンのアスパラはどちらも同じ野菜ですが、遮光して光合成をさせず白いまま育てたものがホワイトアスパラ、日光に当てて緑にしたものがグリーンアスパラで、もちろん栄養価はグリーンアスパラのほうが高いです。わざわざ手間をかけてなまっ白くしたホワイトアスパラは栄養なんかほとんどないくせに市場価値が高くなっているあたり、頭悪いくせにエステ通って人工的にツヤツヤピカピカしてる女みたいじゃありませんか。。。てアタシ何を言いたいんだろう?


白アスパラ、アストリアで見つけた!

アストリア30Aveの駅のすぐそばにある八百屋で見つけて速攻買ってきちゃいました。
 ♪カワイイドテラに〜♪今日はドイツのお料理フンフフ〜ン♪

白アスパラはゆでるとズックリした質感でトロリと柔らかくて香り高く、ほんとに優しい甘みが口に広がってとってもおいしいのですが、生の白アスパラは日本でもアメリカでもめったに売ってませんね。いつかドテラのお母さんのお手伝いしたときのほのかな記憶とネット検索に頼って作ってみました。

白アスパラの準備で一番めんどくさいのがこの作業なんだけど、白アスパラは先っちょから根元まで皮むき器で皮をむかなきゃならないのですョ。
 ドテラのお母さんはこれをナイフでうまいことやってました。私もやってみようとして2本ボッキリ折ってから皮むき器を与えられたものだったわ。。。根元はあんまり固そうなところと色の変わっているところを切り取ります。

皮をむいたアスパラは、変色しないようにむいたらすぐに水につけます。 
 むいた皮は捨てずに、アスパラをゆでるときに使います。


アスパラをゆでる前にソースを作っておきたいんだけど、ドイツでは白アスパラにはたいていバターソースかオランデーズソースですね。

  • バターソース ・・・というか溶かしバターそのもの、もしくは溶かしバターの上澄みです。ドイツ人と国際結婚した際、コレを遠慮なくタップリ使うのに躊躇しなくなったらドイツ文化を理解体現できたものとご家族に認められるという課題です。ホッソリ狂信国民ジャパニーズにとっての最難関であり、ガッツリ食いしん坊のアタシですらドテラおばあちゃんに「ゆうちゃんソースはアスパラが隠れるくらいタップリかけないと。」「ゆうちゃんバターもっとつけなさい。コレいいバターだからおいしいからホラホラ。」とガンガンにプレッシャーをかけられたものです。ご飯食べてると大根おろしとかネギとかをもっと使えと勧めてくれる年寄りがいるけど、人間性てどこにいっても同じなんだなと思いますよねー。
  • オランデーズソース・・・バターとレモン汁と卵黄を湯煎してかきたて乳化させる超高カロリー高脂肪の大変おいしいソース。私は一般的なオランデーズソースのレシピ(ご参考に辻調のレシピはこちら。家庭でならこのレシピの1/4の量で作るとちょうどいいと思います。また、水を白ワインに代えると風味が増します。味見してあんまりスッパイかな、と思ったら砂糖を小さじ1ほど加えてみてください。)で使用するバターの半量ほどをヨーグルトで代用していくぶんカロリーを抑えようと努力します。


それではアスパラをゆでましょう。
おおきな鍋にタップリのお湯を沸かしてを入れ、パスタをゆでるときくらいの加減で塩を加えます。さらに砂糖とバターを各おおさじ1ほどとかし、アスパラの茎と皮を入れてゆで汁自体に風味をつけます。
 お湯がよく沸いたらアスパラを入れ、充分柔らかくなるまでゆでます。太さや新鮮さにもよるけど、茎のほうを2本の指で挟んでみて、簡単にじわっとつぶれるくらいの柔らかさまでゆでます。固いとおいしくないだけでなく苦かったりシブかったりしちゃうことがあります。

茹で上がったら清潔なキッチンクロスを敷いたさらに盛り、冷めないようにクロスで包んでテーブルに出して、好みのハムとゆでじゃがいもを添えましょう。
 ハムは何でもいいけど、ドイツのブラックフォレストハムが理想ですなー。ドイツ以外ではなかなか手に入らないのでパルマかプロシュートあたりが妥当かな。


よく冷やしたビールか白ワインと一緒にいただきまーす!
オイシイーーーー!白アスパラはほんとに久しぶりだけど、トロンとした柔らかい食感と上品な甘さがたまらない!ほのかにスッパイ@まろやかオランデーズソースと、ハムの塩気&アスパラの甘さがすごいバランス。缶詰や瓶詰めのホワイトアスパラとはまた別物のおいしさ!誰だね、ドイツ料理はうまくないとか言ったのは!

めったに売っていない白アスパラですが、家で食べるとレストランみたいに3本とか4本とかでなくタップリいただけるので見つけたら即買いをおススメします。ゆでるのもやり方さえ知っていれば大丈夫だと思いますのでぜひお試しくださいませー。


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