アストリアのチェコレストラン

肉の生食がなにかと問題になっているこのタイミングで、あえてこんなの食べた話でもしましょうか。

 
「だいたい肉を生で食うなんでバカじゃねーの」という議論は「ウマイんだからしょうがねーだろ」と一蹴だ。


刺身民族にあらがいがたい魅力で迫ってくるステーキ・タルタル。カリッと油で揚げたライ麦パンににんにくをこすり付けてタルタルをがっつりのせていただきます。ビーーーーール進みすぎる!
 生肉食いびとよ、生食絶滅の危機に瀕している今こそ立ち上がるのだーーーー!(あくまで自己責任でな!)


上記の写真は、このメニューがあるからこそアタシがお気に入りの隠れ家として通い続けるチェコレストランで、しばらく前に撮影したものです。


先日、真夜中過ぎにトライベッカにある静かで雰囲気のいいバーにてカウンターでまったり飲んでいたところ、バーテンのおねえさんに、「どこから来たの?アストリア?アストリアにおいしいチェコレストランあるの知ってる?アタシ、チェコ人なの。」と話しかけられました。タルタルのお店のことかな?


おねえさん 「あーあの店も悪くないけどもう一軒料理がもっとおいしいお店があってね、もともとはこの店を夫婦でXXXXXが浮XXてけっきょく離XXX奥さXXXXXしてすぐ近XXXXXXX店を開いたのがそこなのよー。だからお料理はもともとのこっちのお店のほうがオイシイわよー」(風評被害を考慮してできる限り伏字)


そ・・・そうなんだ・・・思わぬところでおもしろいゴシップを聞かせてもらってどうも・・・。せっかくおススメしてもらったので、アストリアにもう一軒あるチェコレストランに行ってみました。


 お店のメニューブックと、バーテンのおねえさんが書いてくれたおすすめメモ。


雰囲気はステキ。
 テーブルに生花を飾ってあるところは気配りと清潔感が感じられてとてもスキだ。しかし「テーブルに花がないくらいなら食べないほうがマシだ」とかいう耽美気取りバカからはガチで箸をとりあげてやる気概と常識は持ち合わせています。

アメリカでは珍しくグラスも冷やしてビールを出してくれました。やだオイシイ!「アレ?おねえさんジョッキじゃなくていいの?体調悪いの?」と心配されたが何種類もビールを飲み比べてみたかっただけなの。ご心配ありがとう。


前菜に鱈のレバーのオイル漬けを頼みました。やだコレもオイシイ!
 「あ、コレ?コレは缶詰よー。」

そう、缶詰なの。。。ガッカリしたような、「じゃあ缶詰探して家で食べよう」的ウキウキ感のような。そしてアナタが旦XXXに浮XXれて離XXXX様ですか?とか想像しちゃいますね。


ドテラのメインはチーズ鬼盛りのシュニッツェル(薄めのトンカツみたいな料理。豚に限らず仔牛とか鶏とかのレシピもあり)。
 衣を付けて油で揚げているものに皿にチーズをのせようたぁ、さすが発想がヨーロピアン!ホッソリ狂信国ジャパンではなかなかこうはいきませんね!


アタシはバーテンのおねえさんにすすめられたザワーブラーデンのクリームソースがけにしてみました。
 ザワーブラーデンとは、肉のかたまりを酢、ワイン、香辛料などを混ぜたものに漬け込んでから蒸し煮にする、ドイツやドイツ以東の各地域で人気のお料理です。たぶんもともとは硬い肉を酢に漬けることで保存しつつ柔らかくするのが目的だったんでしょうけど、食べてみるとおいしいものです。


むしゃむしゃ。。。たしかにオイシイ。。。けど「チェコ料理ならこの店じゃなきゃ!」ってほどではないかな。イヤおいしいんだけども。


ゴシップのかけらを載せてしまったので、今回はこの二軒のチェコレストランの名前なんかはヒミツにしておきます。ウフフ。


P.S.
写真を加工してレストランの名前隠したのに反映されてないみたい!はてなシッカリしてよもう!


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