味噌漬けポークチョップ

豚料理の筆頭・トンカツはおいしいけど、料理時に生じるジューーー!!って音&匂いが日本人の食欲に直撃する豚のしょうが焼きや味噌漬けに、プレゼン力において大きく水をあけられていることは認めなくてはなりますまい。
 我が家最強のご飯のおかず・味噌しょうが漬けポークチョップ。


海外では薄切り肉が手に入りにくいので、近所のスーパーで手に入る食材で・・・と考えるとやっぱりこの子たちを使うのが正解かと思います。
シンプソンズのホーマーもダイスキ!アメリカン・フェイバリット、ポークチョップ(豚の骨付きロース肉)。


というわけで、我が家ではしょうがをきかせた味噌床にポークチョップを漬けて焼くのが定番になっています。


味噌床の材料・ポークチョップ1kgくらい用
味噌 おおさじ軽くやまもり2
はちみつ おおさじ1.5 (砂糖を使うならおおさじ2)
赤ワイン おおさじ2
おろししょうが おおさじ1

 材料をすべてよく混ぜたら味噌床はできあがり。この味噌床は魚にも使えます。


味噌は好みでなんでもいいのですが、一般に肉料理には白みそよりも赤みその方が合うと思います。私は白味噌を使う場合はすこしはちみつの使用量を減らし、しょうゆをチラッと加えてバランスを取ろうとしますが、白みその甘さとマイルドさをいかし上品に仕上げたい方は上記のレシピのままでいいでしょう。


甘みは砂糖でもいいのですが、はちみつはその酵素と浸透性から肉を柔らかくする働きがあるので、硬くてパサパサな焼き上がりにガッカリしたくない気持ちが強い私は肉を漬けるときには蜂蜜派です。砂糖を使う場合は上記の分量でおおさじ2使ってください。蜂蜜は砂糖よりも甘さが強いのです。


日本にお住まいの方は日本酒を使うといいですが、海外にお住まいの方は赤ワインを使っても無問題です。むしろ赤ワインの肉臭軽減効果も狙えます。



作り方
アメリカのポークチョップはもちろん骨付きなんだけど、骨や髄のかけらが肉に絡んでいることが多いので最初に水で洗ってしまうことにしています。

 味噌にまみれた手で骨のかけらを指し示します。


あわせ味噌を肉に塗ります。


味噌床に漬け込んでもいいのですが、すぐに食べない分は肉の両面に味噌を塗って一枚ずつラップに包むかジップロックに入れて冷凍しておけば後で楽ですねー。冷凍しておけば数週間は余裕でキープできます。
 冷凍庫に数週間どころか数ヶ月も放置していることもありますが、冷凍焼けしてなかったらあんま味も落ちているように感じません。


漬けてから数時間で食べられますが、冷蔵庫で3日くらいはもつかなー。私は平気で一週間近くおいておくことがあるけど、腹を壊したりする人もいるかもしれないから一応3日と言っておこうかなー。


焼きましょう。
 水で味噌を洗い流して、キッチンペーパーで水気を取ります。


軽く油をひいた厚手のフライパンを熱して、強めの中火で焼き始めます。焦げやすいので注意。
 多少焦げたくらいが香ばしくておいしいのでこのくらいは許容範囲内かと。直火で網焼きするとさらにおいしいので、夏なら庭のバーベキューとかで食べるのもいいですねー。


チラッと焼面をのぞいていい感じの焼色がついていたらひっくり返し、裏面にも焼き色がついたら弱めの中火に火を落としてふたをして焼きます。
 ギャーー!イイ匂いすぎる!どんなダイエッターも陥落間違いなしの抗えなさ!!「ご飯だよー!」とか叫ばなくてもこのへんでドテラが匂いにつられてやってきます。


焼時間は肉の厚さにもよるけど、骨に近いあたりを箸で刺して透き通った肉汁が出るようなら焼けてます。赤い血の混じった汁が出るようならまだです。


 最後に付け合せのゆで野菜なんかをフライパンで一緒に焼いちゃうと、鍋肌の肉&味噌の香ばしいおいしさが野菜に絡んでいい感じです。

ナイフとフォークで食べるならそのまま皿に盛ればいいのですが、箸で食べるなら骨部分を切り落として食べやすく切ってからお出しすると親切ですね。

 いただきまーす!アアン、白いご飯が進みすぎる!肉&飯の最強ユニットに完敗&乾杯!

このレシピは宗教上の理由で豚を食べない人には厳禁ですが、外国の方にお出ししても喜ばれるし、漬けておけば当日焼いて出すだけの簡単さなのでお客を招いた時にも重宝します。
もちろん日本人の食欲スイッチもピンポイントにガン押しするので、女子力をアピールして他女子を蹴落としたい家飲みのときにも最適です。ぜひお試しください。

See also this recipe in English.


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