酒を飲め、肉を喰え

私のレシピは材料の分量がハッキリしなくて不評ですが、なかでも全然作る気にもなれやしねえと悪評高かったラム・ケーキ。実はコレ、実在のお店の人気ケーキを再現した&あんまりおいしくできすぎてレシピを教えたくないのでワザと分量を公開しなかったのですョ。そしてそのケーキのレストランMobay (リンク張ってますが音が出ます。仕事中は注意)にまた行ってまいりました。

もちろん食べましたとも!

9時からライブのジャズが入るとのことだったので、それまでどこかで一杯飲んで時間をつぶすことにしたんだけどハーレムってお酒を飲めるお店が少ないのです。
それには理由があって、ゴスペルでも有名なハーレムはあちこちに教会がたくさんある信仰心の篤い地域なんだけど、NYには「教会(および学校)から500フィート以内ではアルコール飲料を売っちゃダメ」*1っていう法律があるんですって。
 日曜のハーレムはキチンとした服装で教会を訪ねる人がたくさん。アフリカン・アメリカンには信心深い家庭がとっても多いのです(拾い画像)。
このへんの法律をどうにかしたらハーレムがもっと潤うのに、とは思うがアメリカ人ってアルコールはドラッグ&銃並みに危険なものだと思ってるし、治安のいい地域とは言いがたいハーレムではあるし難しいんだろうね。



で、Mobayからそう遠くないSylvia's という老舗ソウルフードレストランに行ってみました。飲み物だけなのでバーカウンターに案内されたんだけど、このバーテンダーさんのカクテルが予想を大幅に超えてオイシカッタ!

注意して見てたら、マルガリータには普通トリプルセックというホワイトキュラソー(1リットルで7ドルくらい)を使うことが多いんだけど、ここではグランマニエ(1リットルで50ドルくらいの高級オレンジキュラソー)を使っててビックリした。
 マルガリータもマンゴー・マルガリータもピニャコラーダもマティーニもすんごくおいしかった!(やだそんなに飲んでたのアタシ?) 


その後、ほどよく食欲増進&ほろ酔いでMobayに戻ったがもうこの時点で気が大きくなってダイエットとかどうでもいい気になっていたのでガッツリ肉を食べることにした。


 食べるときは本気で食べます。ハンパしねーぜ!このデカイ骨付きバーベキューはソースがまたウマく、肉が骨からほろっと落ちるくらいの柔らかさ。まさに酒池肉林の夜(肉でみだらな連想を誘発されたのはたぶんアタシだけではないはずだ)!


 
この骨を持ち帰ってトマトとかスイカとか食ってるコケ子のアメコカ二匹に与えてみたい。コケ子は「うちのめんこちゃんはきっとビビッて食べないだろう」などと言うが、二匹がガチで取り合いしあうに10000ペソ。


ミライ 「赤ずきんちゃんのおばあちゃんてこんなのかぶってるよね」
セイラ 「アレって中でカーラー巻いたりしてんのかね?」


 ドテラが食べてた魚もおいしかった。


今回紹介した二店ともとてもオイシイお店だったのでマジにおススメです。あ、Sylvia's にはこの次の週に食事に行ってみたけど、カクテルはかわらずおいしかったのですがお料理はMobayのほうがよかったかも。好き好きですのでご参考程度に。


ご近所さんに追記
たぶんみんな知ってるとは思うけどアストリアからはM60(ラガーディア便)という便利なバスがあって、アストリアBlvd.の駅前のバス停から125丁目まで15分くらいで行けちゃいます。下手に電車に乗ってミッドタウンに行くより早くてラクだったりするので、気が向いたらおいでなさいませ。ようこそ異文化体験&ソウルフード。



人気ブログランキングへ 前回の帰省でデジカメのバッテリーチャージャーを実家に忘れてきたので写真はあいほーんで撮ってます。でコイツがなんぼ回転させても横になるんだよ!まったくもう!見難いのはアタシのせいじゃないからクリックしてって。

*1:その教会もしくは学校から書面での許可があればOKらしい。ご参考→ http://www.boston.com/yourtown/news/braintree/2010/08/st_thomas_more_holds_fate_of_n.html