イカ飯・実家レシピ 1/2

♪函館名物イカおどり♪イカ刺し・塩辛・イカソーメン♪もひとつオマケにイカボッボー♪というファンクなリズムのイカ踊り。イカタウン函館じゃ小学校の授業で教えられたりするくらいの浸透ぶりで市民に愛されてるんだけど、実はイカ踊りの歌詞には入っていない逸品が函館には存在するのです。
 それはイカ飯。


イカ飯は函館では運動会のお弁当の定番で、イカソーメンみたいに観光客むけなだけではない定着型郷土料理なのでイカ踊りソングにも入っててもいいんじゃないかとは個人的には思う。イカ飯はホントにおいしくて、函館市民だけのおたのしみにしておくのはMOTTAINAI。ぜひ皆さんにも食べていただきたいです。作り方も簡単なのでレシピを公開しちゃいます。各家庭でレシピは様々なのですがここでご紹介するのはアタシの母のレシピです。まじウマイです。


材料
刺身レベルに新鮮なスルメイカ 10パイ
(イカは煮るとかなり縮むので大きいものを選ぶべし)
もち米 1合弱
だし昆布 15センチくらい
しょうゆ 180cc程度
酒 150cc程度
爪楊枝 10本
(注:当たり前だけど家庭でイカ飯作るときは計量カップで計りながらお料理したりしません。一升瓶から「こんなもんかなー」とかいいながらドブドブ入れて色とか味とかみながら決めます。で、ここにある数字も母が作るのを見ながら「こんなもんかなー」とアタシが適当に割り出したものなので厳密ではないです。このくらいを目安にすればド失敗はしないだろ、くらいなのでご自分のカンとセンスで加減してください。)


準備
前日の夜にもち米を研いで水に漬けて置いてください。北海道弁ではこの作業をうるかすといいます。あ、不要な情報でしたか、そうですか。


作り方
1)もち米をザルにあげておきます。ウチではうるち米は混ぜずにもち米100%です。


2)イカのゴロと骨を抜きます。皮とかむかなくていいし耳もつけっぱなしで。

足はザンギにしてもいいし、イカ飯炊く鍋のすみっこにいれて一緒に煮ちゃってもいいです。


3)イカにもち米を詰めます。いっぱいいっぱいに入れちゃうと破裂するので、だいたい1/3くらいに。詰めたら爪楊枝で口を閉じます。


4)鍋にダシ昆布を敷いて、その上にもち米を詰めたイカを鍋に入れ、しょうゆ、酒をいれ、ひたひたになる程度に水を加えます。東京のそばつゆよりかなり薄く、炊き込みご飯よりはちょっと濃いくらいの色になるように加減してください。関西のうどんつゆは参考にしない。

お砂糖とかみりんとかで甘みをつける人もいるんだけど、ウチは酒としょうゆのみ。


5)なべにフタをして、強火にかけます。沸いたらそのまま5分間は強火のままで。
 お米が炊けてくるとイカが丸く膨らんでカワイイです。
5分たったらコトコトいう程度に火を弱めて40分くらい炊きます。ずっとフタはしたままで。米ですから。


6)40分たったら火を止めて、フタをしたまま15分くらい蒸らします。


7)そして入刀!
 おお〜!いい感じじゃないっすか!成功!もち米がモッチリネッチリしててイカの味がよくしみてて、まじうまーい!!触れるくらいに冷めたら煮汁から取り出してザックリと輪切りにしてください。いつまでも煮汁に入れておくと痛みが早いです。かなり俊足です。


食べてみたくなったでしょ?じゃあ早速イカを買ってきて・・・ってちょっと待って!! お母さんが上手にイカ飯作るのを見て育ったハコダテンヌでないとレシピだけをたよりに初めて食べる&初めて作るんだよね?次回のアップでよくある失敗例と対処法なんかを書くのでソレ見てから作ってください。明日アップ予定!


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