鮭のアラの下準備

(今日の内容はグロ注意です)
何度か言ってるけどアタシ北海道出身です。北海道と言えば先住民族アイヌが主食にもしていたというアレでしょ。
 コレです。わかりませんか?

 この受け口見たらわかるっしょー?シャケだよ!

お気に入りの魚屋にはいつもきれいな鮭の頭とかも売っていて、いつか買おうとずっと気にしていたのです。頭ふたつ分を買ってだいたい6ドル。安いもんだと思うんだけどどう?
魚屋さんで「スープにするから適当な大きさに切ってください」とお願いしたら鉈と木槌みたいなのでガンガンブツ切りにしていったよ。よかったー、ウチの包丁で切るんだったらきっと大仕事だったわ。
 イヤな感じのパズルをしてみた。
鮭 「ちょっとちょっと、口の辺り間違ってませんか。ボクのカワイイ受け口が表現されていませんよ」
ゆう 「でも他にソレらしいパーツはもう見当たりませんが」

 こんな感じ。もっと小さく切ってもらえばよかった。お椀に入らんな。
鮭 「だから受け口にしてってば!なんじゃこのかみ合わせ!」
ゆう 「だってアンタ全体的にヌルってる上にけっこう歯ぁ鋭いからアレコレやってるとマジ噛まれて痛いんだって!」
鮭 「頭をぶち割って汁にして食おうというやつの手ならそりゃ噛み付いてやりたいさ・・・!!!」
ゆう 「!!!」
 せっかくだから裏もお見せしよう。
 なんか眼球の裏とか何と言っていいやら、と言う感じ。でもこういうの子供とかにも見せておいたほうがいいと思うんだよなー。この透明な部分は氷頭(ひず)と言って、知る人ぞ知る人気の部位です。コリコリして酢の物とかにするのにいいんだけど今回はこのまま汁にするのに使っちゃいます。

三平汁と石狩鍋をやろうと思うんだけど、まずコレに塩をしなくちゃいけないんですね。
「全体が真っ白になる手前くらいの塩加減」とは母の言です。
 こんなもんでしょうか。
ゆう 「無駄なくおいしくいただきますから成仏しろよ。」
鮭 「それは出来ればボディ部分を食う人に言われたいものだ」
 塩をしたら新聞紙を敷くか、網に載せるかして出てくる水に漬からないよう工夫して冷蔵庫で1,2日置きます。十分寒かったらら猫の来なそうな戸外がベストですね。

そしてプランとしては、半分は冷凍して後日石狩鍋にし、半分は三平汁にします。大根、にんじん、ネギ、じゃがいもを用意して三平汁に供えてください。


p.s.
日本はうまいものが多すぎて困惑しつつ東京あたりで一週間ほどすごしたあと、北海道の実家にてこの追記を書いていますが北海道はさらにうまいものが多すぎる・・・!温泉に入った後ビールを飲みつつの知内のカキ、噴火湾のホタテ、大間のマグロ、上磯のホッキにメロメロメロメロです。



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