日本酒テイスティングin NY

待ってました待ってました。きゃっほー!どのくらい期待が大きいかっていうと、日本から持ってきてたウコンのサプリがもうなくなっちゃったからカレーに使ってるウコンをスプーンでひとさじ飲み下したくらいの準備万端ぶりからも察してもらいたい。
 ターメリックです、ハイ。はばけないように龍角散をのむ要領で飲んでみます。コレをこんな風に飲んだからと言って効果あるもんだかわからんが、これくらいは準備としてやらずにいられない気合の入りよう。しかしウコンの力はきくよね。アメリカでも売ってくれないかなー。


ナニにそんなに落ち着きをなくしているかというと、数十種類からの日本酒を利き酒できるイベントがあるんだよー(5月4日でした)!アメリカでもニューヨークだとこういう機会があるんだね。いやーありがたいわー。


イベント主催者はThe Joy of Sakeという非営利団体。へえ〜、NPOなんだ。スポンサーはどんなところなんだろうね。ホームページを見てみると、ミッションはSake Educationですって。酒教育。世界一受けたい授業どころでない魅力。


イベント趣旨が教育的なものだと聞いてみると、こういうテイスティングフォームとかを用意してくれてるのにもうなずけます。


しかしたしかに日本酒ってワインと同じくらい種類が豊富だし、それぞれ保存のしかたとか飲み方とか知らないとせっかくのいい酒が台無しになるもんね。できれば一般消費者でなくて、ディストリビューターとか小売業者とか飲食業界の人とかに受けて欲しい教育だわ。


今回は37種類の日本酒を自由に試飲できるスタイルだったんだけど、用意されたボトルも玉乃光八海山浦霞とかの定番から、とかみたいな日本でも人気の地酒までそろってて浮き足立ってしまったわ。アタシが一番好きな天の戸亀ノ尾米の酒がなかったのは残念だったけど、それでも大満足。


60年代に沖縄に駐屯していたという退役軍人のおじさんと沖縄空手とテコンドーについて、また沖縄には美人が多いということについて歓談のうえ酔っ払ったそのおじさんに酒を引っ掛けられたり、インド人でリカーショップを経営してる兄さんの「いやー、インド人だって酒は飲むよ!飲む飲む!」の発言に対して『酒の場では宗教の話を持ち出さない』原則を破っていろいろ質問したくなってウズウズしたり、日本で酒蔵を見学した際に教えてもらった「日本酒を発酵させてるタンクからは二酸化炭素が発生しているので落ちると死んでしまう。現に数年に一人は死んでるそうだ。」という話を披露してみんなをドン引きさせたりして楽しく過ごしました。


最後に紙袋に入った四合瓶を一本20ドルでいただけるとのことだったので(酒を販売するっていうのではなく、20ドル寄付してくれたらとお礼にお酒を一本差し上げますよー、というドネイションの形式)、寄付の上で一本もらってきた。もらってから開けてみるまでは中にナニが入っているのかわからない。

 ドキドキ。おいしいの入ってるといいなー。

 梅一輪。千葉のお酒だね。悪くないわ。冷やしておこう。


The Joy of Sakeのサイトに、この団体主催の今後のイベントカレンダーが載ってます。次回のNYでのイベントは9月23日、会費80ドル。去年も行ったけど、立食ながら食事もでるし300種類飲み放題だから損した気はしなかったけど日本酒が特に好きな人でなかったらちょっと高いかなー。よかったらどうぞ。


人気ブログランキングへ くどき上手、鬼殺し、美少年、と、日本酒の銘柄のネーミングはあやしげなのが多いよね。アタシが日本酒をプロデュースするとしたらネーミングは「腰くだけ」にしよう。妄想膨らむ酒飲みにクリックプリーズ。