燃え上がるホットワイン 1/2
州によっても飲酒に関する法律は異なりますが、アメリカは一般的に飲酒に厳しくて、日本の花見みたいに公園にゴザを敷いて好き勝手に酒を飲んだりはまずできません。「めんどくせえが酒に飲まれる人間が多い国にあっちゃあしょうがあるめえ」とあきらめるしかないのですが、飲酒に関して日本よりもっとユルいのがドイツです。冬のドイツで喜ばれるホットワインをご紹介。燃えるやつです。
ドイツはじめ寒い地域を含むヨーロッパ諸国ではワインを温めて飲むのは珍しくないよね!でもこれは「あー知ってる知ってる、グリューバインだろ?」みたいな知ってるちゃんでも知らないことが多い、火をつけるホットワインだよ!
一般的なホットワインはドイツ語圏ではGl〓hwein(グリューバイン)、フランス語圏ならvin chaud(ヴァン・ショー)とか言うそうで、基本は赤ワインを温めてスパイスや果物や糖分(砂糖や蜂蜜)を混ぜて作ります。温めた分アルコール分が飛んじゃうから強いお酒を混ぜたりする人もいます。
でも今回ご紹介するのはFeuerzangenbowle(フォイアー・ツァンゲン・ボウル)と言って、大きな砂糖の塊にラム酒をかけて、それに火をつけて砂糖をとかしながら温めたワインに落としていくものです。
注意!
チラっと聞いただけでも楽しそう&おいしそうなホットワインですがまねしないように!これには専用の器具と熟練を要します。そして強いお酒に火をつけたりするのでとても危険です。あとで家庭でも簡単に作れるホットワインのレシピをご紹介するのでそれで我慢!
材料 (10人分・お代わりほとんどなしの分量)
- ワイン 3リットル
ワインは赤なら何でもよし。ウチでは友達を呼んでホットワインをするときには、酒屋で売ってる中で一番安い4リットルのボトルを二本用意するよ!ちなみに写真は一回ホットワインやった後の残り。隣の普通のワインボトルは大きさ比較のためにおきました。
- ツッカーフート
これは円錐型の砂糖のかたまり。NYでも見たことないなー。ドイツに行ったときに数本買ってくるか、ドイツのお義母さんから送ってもらうかしてます。となりのレモン(半個)は大きさ比較のためにおいています。親切のつもり。
- オレンジ 3、4個
- シナモン 2本
- クローブ 15個くらい
- ラム酒 2カップ程度
ラム酒はお好みでいいですが、ウチではダークラムを使います。ご家庭によってはこれにもっとクローブを足したり、レモンも使ったりするそうですが、これがドテラ家のレシピです。
そして続きます!
燃え上がるホットワイン 2/2
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